「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

泉岳寺の赤穂義士祭

2016-12-15 05:58:55 | 2012・1・1
昨日10年ぶりに高輪泉岳寺の「赤穂義士祭」へ老妻と一緒に出掛けてきた。なかなか東京にいても訪れる機会はないものだ。師走の寒い日だったが、思い切って近くのバス停から遠回りだが地下鉄を乗り継いで行ってみた。この行き方だと老人優待券が使えて無料で行けるのだが、老人には地下鉄駅の構造はバリア―が多く、危うく転倒しかけた。

芝居や映画の忠臣蔵の影響もあって「赤穂義士祭」は德川時代から江戸っ子には人気がある。昨日も平日なのに、国道(旧東海道)から山門までの道は、両側、善男善女で一杯、義士の装束をした行列が、この中をやってきた(写真)。境内も人人(ひと)で、やっとの事で参拝したが、四十七士の眠る墓地までは行けなかった。

戦前、子供の頃、五反田に住んでいた頃は、近くなので親に連れれて毎年のように「義士祭」にきて甘酒を飲み、帰りに討ち入りの太鼓の玩具を買って貰った。が、昨日は、雑踏で甘酒を売る店が見当たらず、土産店で、80歳半ばの老夫婦は、歳相応に赤穂名物の塩と泉岳寺のお線香を土産に買って帰宅した。