「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

老人が1曲も知らない日本のクリスマスの歌

2016-12-25 06:13:40 | 2012・1・1
日曜日早朝5時からのNHKラジオの報道番組で今年初めて「ジングルベル」のメロディを耳にした。実はこれに先立つ「深夜便」の中のクリスマス音楽特集(午前2時―4時)で一曲も僕の知っている歌がかからずイライラしているところだった。アンカー女史は誇らしげに23曲も流したと豪語していたが。3時台の”日本のクリスマスの歌”に至っては”今やクリスマスの歌のスタンダードになってきた”とアンカー女史がいう、「クリスマス.イブ」(山下達郎1983年)さえ僕は聞いたことがない。

僕らの世代で一番馴染のあるクリスマスの歌といえば「ジングルベル」であり、あのビング.クロスビーが歌って大ヒットした「ホワイトクリスマス」や「サンタが街にやってくる」それに「来たりて拝め」などのクリスマスキャロルであった。アンカー女史が選曲した”日本のクリスマスの歌”は、ネットで調べてみたら、すべて10代から50代までが選んだ曲ばかりである。80代半ばの僕が知らないのも当たり前かもしれない。

クリスマスといえばやはり雪の中で迎えるホワイト.クリスマスである。北海道は今年、記録づくめの大雪に見舞われている。気象台によれば札幌の12月の積雪は96センチで1966年以来50年ぶりだという。僕は1970年代、10年間札幌に在住したことがあるが、こんな大雪は経験しことがない。しかし、何度かホワイトクリスマスは体験したことがある。1998年のクリスマス、僕は赤道に近い北スマトラのトバ湖で迎えたが、クリスマス.ツリーを見ても、一向にクリスマスの気分にはならなかった。

異教徒にとってクリスマスは多分に想い出的なものがる。やはりクリスマスには、まだビング.クロスビーの「ホワイトクリスマス」に想い出がある世代も大勢いるのだから、自分たちの世代中心に選曲するのは、どんなものだろうか。