「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「プレ金」始って1年経過したがー 効果のほどは

2018-02-24 06:54:10 | 2012・1・1
消費拡大と”働きかた改革”の二鳥を狙って昨年2月始まった「プレ金」(プレミアム.フライデイ)だが、今一つパーッとしない。新聞によると、国民の認知度は90割と高いそうだ。80老人の僕でさえ知っているのだから多分そうかもしれない。しかし、同じ新聞の記事では、実際に「プレ金」に早引きを実施している企業は11.2%にすぎないという。

ネットのSANKEI.BIZに成功例として、先月、東京赤坂にある大阪のチェーン串焼き屋が紹介されていた。この串焼き屋は全国で100店舗以上あるが、「プレ金」当日はの売上高は通常の金曜日に比べて平均10-20%増と好調だった、しかし、この記事を読んだ昨日の夕方、同じ東京でも郊外にある私鉄沿線のわが家近くの同じチエーン店は普段の日と全く変わらず、持ち帰りの主婦の姿も見られなかった。

アベノミクスは数字でみると好調だ。1月の消費者物価は生鮮食品を除くと、0.4%増と13か月連続上昇している。求人倍率も43年ぶりの高水準だという。43年前の昭和50年徒いえば、第一次石油ショックの2年後だが、景気がどうだったか忘れてしまった。しかし、働き盛りの年代だった僕には今よりはるかに好景気だった気がする。

”働きかた改革”もここへきて”ケチ”がつき、実施が危ぶまれているが、”プレ金”といい構想は好いのだが、役人の机の上の考え方のようだ。画餅に終わらなければよいのだが、”プレ金”とは裏腹に、若者の外食消費が減ってと言う”データー”もあるそうだ。そういえば、最近わが家でもあまり外食をしなくなった。しかし、これは加齢によるもので、”プレ金”には無関係だが。