「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

大正生まれがいなくなった老人会の誕生日パーティ

2018-02-25 06:01:40 | 2012・1・1
Winter is over,spring has come"-74年前、中学2年の時(昭和19年)習った英語のリーダー(教科書)の一節である。季節としてはまだ少し早いが、一日も早く春の到来が待ちどおしいこの頃である。昨日、その残寒のなかで、老妻と一緒に地域の老人会主催の誕生日に招かれ参加したが、会場近くの古刹の梅は紅白ともにすでに咲き誇っていた(写真)

誕生日会は年に3回、月を区切って行われおり、昨日は12,1,2,3月生まれのパーテイだったが、年々、参加者の数が減ってきている。3回の会の内、この冬の会が一番参加者が多かったそうだが、昨日は30人少し、そのうち男性は会長と僕を入れて僅か3人、あとは女性ばかりである。一番の年長者は司会の女性で昭和元年12月29日生まれで91歳。しかし、大正生まれは一人もいなくなった。

老人会の参加者の減少は、わが地域だけではない。全国的な傾向のようだ。全国で800万人いる団塊の世代が2025年には75歳以上となり老人医療福祉が問題となっている。すでに、その団塊世代は70歳に達しているのだが、老人会が嫌いらしい。昨日の誕生日会には、それらしき人は1人もいなかった。おそらく、ゲートボール、童謡で象徴される老人会は、団塊世代が老人の主体になれば、早晩、消滅するのではないだろか。
(写真)舞台の前の畳席はガラガラ)