「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

フレイル(老衰)との闘い

2019-10-03 05:23:55 | 2012・1・1
秋の夜長、灯火親しむの候だが、”卒寿”に近い老体には、かっての昔の楽しみはない。虫の音も聞かず早々と夜8時前に就寝、夜中も何回ともなく起きてしまう。幸い、途中、目を覚ましてもすぐに再び寝られ苦にはならないのだが。

お陰で、NHKラジオの深夜便で参考になる番組が聞かれる。10月2日午前1時から放送されたラジオ.アーカイブの”心の健康からだの健康”(名古屋大学医学部葛谷雅文教授)もその一つだった(らじるらじる聞き逃し再放送可能)。主として栄養面からの高齢者のフレイル(老衰)対策だったが、今、介護施設で足腰のリハビリ治療をしている僕にも参考になった。

フレイルとは英語のFrailで一般には虚弱といった意味だが、日本の老人学会では”高齢者の運動機能、記憶機能の衰え”をさしている。昔からわが国で一般に使われている「老衰」は。こういった機能の全体的な低下によるものだという。

僕は6年前に左膝関節に人工関節を置換しているが、今年に入ってから、加齢による全体的な身体の衰えから、家に閉じ籠りが多くなり、歩行の機会が少なくなった。主治医の勧めでこの9月から介護施設で週一回、リハビリ治療を受けるようになった。フレイルとの闘いである。                      写真はサイクリング器械にまたがって7分間の訓練。