「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

平和万歳 母校のホームカミングデイに招かれて

2019-10-19 19:16:31 | 2012・1・1
母校攻玉社(旧制中学)のホームカミングデイに招かれて昨日久しぶりに母校を訪れた。母校とホームカミングデイについては、すでに2017年3月26日の小ブログで紹介済みだが、今年も卒業10年、20年、30年の区切りの卒業生と85歳以上の超OBを母校が招待してくれた。

僕は昭和18年4月から23年3月までの5年間、攻玉社で学んでいるが前半は戦時、後半は戦後の激動期であった。20年1月4日(2年3学期)から終戦の8月15日までは学徒動員を受けて軍需工場で働き、さらに戦後の10月1か月一杯も焼け跡整理で学舎を後にしている。

母校は20年5月23日の大空襲で、3回建てコンクリート校舎を除いて全焼した。当時僕らは交代で学校に宿まり、警備についていたが、亡父の日記によれば、僕も空襲3日前の20日に宿直勤務していた。

ホームカミングデイに招かれ母校を訪れ、往時のことが想い出された。僕らが汗を流して掘った防空壕跡はどこだか特定できず、僕らが教練に励んだ校庭は新校舎ができてすっかり狭くなっていた。しかし、焼け残った校舎は7階建てに増改築され、昔、紫宸殿しかなかった屋上はきれいな庭園に変わっていた。

70余年前、僕らが歌った応援歌”歴史は古き80年”は、今は100余年に変わっている(正確には156年前)ホームカミングデイは古い歴史ある伝統校ならではの行事だと誇りに思い感謝する。


東京五輪マラソン札幌開催 ”カヤの外”の小池都知事

2019-10-19 06:46:22 | 2012・1・1
東京五輪のマラソン、競歩を札幌で催す案について、小ブログは昨日、素人なりに勝手に推理して書いたが、IOC(国際オリンピック委員会)バッハ会長の発言を見ると、どうやら日本の組織委(森喜朗会長)がIOCに突如持ち込んだものらしい。正式結論は30日の関係者会談で決まるが、まず札幌開催は間違いない。

このIOCと組織委との交渉に開催地の東京が”カヤの外”だったようだ。先日、小池百合子知事は、冗談交じりに”暑さだけの変更なら、森会長も安倍総理も親しいプーチンに頼んで北方領土でやればよい”痛烈に批判していたが、昨日の定例記者会見でも”東京という冠の五輪なのに札幌マラソンとはいかなるものか。心血を注いで準備してきたのにと無念をあらわにしていた。

東京五輪パラリンピックは、会場選定の段階からボート会場の選定を巡って東京都と組織委との間に確執があったが、開催まで1年を切ったのに、この騒ぎである。先ごろのドーハの砂漠の猛暑の中での世界選手権がが会場代替えのきっかけだというが、あまりにも唐突だ。それに開催地、東京を抜きにしての話はおかしい。小池知事が怒るのも当然だ。

札幌代替え案は、小池知事の前に組織委から北海道出身の橋本聖子五輪相や札幌市にも伝えれていたという。代替え案には、マラソン出発点が札幌ドームとまで明記されているという。裏に利権はないだろうか。東京マラソンを放棄することは国にとって経済的大損失である。札幌開催には選手の健康面から賛成だが、同じ北海道でも北方領土が望める根室での開催はどんなものか。根室でも過去3回ハーフマラソンの実績があり、北方領土を世界にしらせるチャンスである。