通算400勝をはじめ日本球界に数々の記録を残した金田正一投手が亡くなった。86歳、僕と同じ昭和1ケタ世代である。金田投手といえば、投手として国鉄スワローズを皮切りに読売巨人軍で活躍、引退後もロッテ.マリンズ監督として優勝している。巨人軍では王、長嶋と並んで9連勝に貢献しているが、僕は同じ世代として昭和20年ー30年代にかけて金田が14年間、国鉄スワローズのエースとして活躍した成績を評価したい。
金田選手は1949年(昭和24年)から64年まで14年間国鉄スワローズに在籍していたが、その間、スワローズは2リーグ時代を含めて成績は61年の3位だけで、4位以下に低迷している。にもかかわらず、金田投手は58年のは31勝、63年には30勝を挙げている、今は野球が違うが、年に30勝とは考えられない。
国鉄スワローズは1949年、公共企業として発足した日本国有鉄道がその傘下とした球団である。球戦団名のスワローズは、当時の最高速特急「つばめ」からきている。「つばめ」のように早く優勝したいという意味なのだろうが、今でもヤクルト球団が球団キャラクターにこれをつけている。金田投手が巨人軍に在籍していた時代つけていた背番号34は欠番だそうだが、ヤクルト球団はどうなのだろうか。