「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

鳩山由紀夫 日本共和党「棟梁」の”物差”

2019-10-26 07:50:10 | 2012・1・1
またまた日本国第93代総理大臣だった鳩山由紀夫氏(72)がおかしな言動をしている。”日本の政治に一言、二言申し上げたい”とて「日本共和党」という政治団体を設立する準備会を持ちたいという。そして、自分が新党の”棟梁”に就任し、政治に“物差し”を当てたいとのことだ。ゴシップとしては面白いが、国民にとってはいい迷惑だ。

鳩山氏が総理在任中、沖縄の普天間基地移転をめぐっいるが、て”最低でも(沖縄)県外といって政治が迷走したのはまだ記憶に新しいが、退任後も”沖縄は日本が中国から奪ったもので、尖閣と同様,係争の地だ”と売国奴発言をしている。さらに、韓国ではソウルの旧西大門刑務所跡の記念碑前にひざまずき、”植民地支配”を詫びたりしている。”宇宙人”とも呼ばれているが、おかしな危険な政治の持ち主だ。

「日本共和党」と聞いて、僕は鳩山氏の旧民主党時代の僚友、小沢一郎氏を思い浮かべた。小沢氏は自民党から始まって新生,新進、自由、民主、国民の生活第一、再び自由と七つの党を遍歴している。政党交付金が狙いといわれても仕方がない。鳩山氏の共和党の動きを知って、”てぐすね”ひいて待っているのは小沢一郎氏ではないだろうか。鳩山、小沢両氏は過去の人である。マスコミもまともに扱うべきではない。






仏教伝統文化の美しさ お十夜

2019-10-26 06:23:05 | 2012・1・1
昨日、東京は大雨だったが、その中を老妻が娘の同伴で、東上野にある浄土宗の菩提寺、源空寺のお十夜法会に参加した。お十夜とは浄土宗の「十日十夜別時念仏会」のことで、昔は旧暦の10月5日から10日間にわたってお念仏を唱える仏事だったが、今は10月から11月にかけての一日,門下の各寺で別々に催されている。

僕は初めてお十夜に参加したのは13年前で、小ブログ(2006年10月26日)でも書いているが、その華麗な儀式に感激”十数人の僧侶が唱える読経の中でカネ鉦、散華する華やかな儀式がよくぞ今の世に伝承されてきた”と書いている。葬儀の席での僧侶の読経のあの”暗い”イメージとはほど遠い。

僕ら昭和1ケタ世代は、戦争は最後には神風が吹いて勝利すると固く信じていたただけに、敗戦によるその反動、”神も仏もない”というショックは大きい。そのためもあってか、一般に宗教心が薄いのではないか。ここ30年近くになる葬儀の簡素化もこれに関係あるのではないだろうか。

わが家では善光寺のお膝元で育った老妻のお陰もあって先祖代々のお寺さんとの関係は引き継がれ、春秋のお彼岸,お盆のほかに、春のお施餓鬼供養、お十夜の念仏会に参加している。しかし、一般的にはお寺と檀家との関係は薄れてきているのではないか。

足腰が弱り、ここ数年お施餓鬼、お十夜の儀式に参加していないが、先日の天皇陛下御即位の一連の儀式を見て、改めてわが国の伝統文化の尊さを再認識した。こういった仏事も後世に残してゆきたいものだ。