「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

駒沢五輪公園 紅葉のレガシー

2019-12-02 05:55:32 | 2012・1・1
や今年も師走、最後の月である。戦前昭和、子供だった頃は師走の声を聞くと。木枯らし一号が吹き、街行く人はコートの襟を立てて歩いていた記憶だが、温暖化なのだろうか、昨日の東京は小春日和を思わせる暖かさであった。昨日、老妻が娘夫妻の買い物に同行して車で横浜まで遠征、その帰途駒沢五輪公園横を通つたら紅葉がさかりだったという。最近足の悪い僕に代って小ブログのカメラマンをしてくれる老妻が、その見事な紅葉を撮ってきてくれたのだ。

駒沢五輪公園は1964年の東ボ京五輪の第二会場で”東洋の魔女”たちがバレーボールで金メダルで大活躍した聖地だ。それ以前、大正から昭和の初期にかけては、東京で初めてのゴルフコースがあったところである。その面影は戦後までクラブハウス跡として引揚者住居として使われいた。

老妻が撮影してきた付近の紅葉の老木は、五輪後公園として造成された際、植樹されたものと思われるが、それでもすでに半世紀,紅葉の木々の中を老弱男女がおのがじし、ランニングを楽しんでいたという。1964年五輪のレガシー「遺産」である。