「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

IT時代の読解力の低下は全世代

2019-12-05 05:57:47 | 2012・1・1
OECD(経済開発機構)加盟79か国、11地域の15歳をにした学力到達テスト(PISA)の結果が新聞出でていた。これによると,わが国の読解力テストの結果が15位に低下したという。なんでも1位でありえないかもしれないが、15位とは不甲斐でなさけない。

専門家の解説によると、原因は子供の読書離れにあるのではないかという。普段本や新聞をよく読む子供の平均点は高かったそうだ。もう一つはネット社会の到来にもかかわらず、日本の子供のデジタル機器の活用が影響しているのではないかという。日本は機器をゲームやチャットにには使用するが、教室での使用は82%と少ないという。

IT社会であり、最近、卒寿に近い僕ら老人でもPCやスマホの御世話になっているが、一方、これによって読書量はめっきり減ってきているし、特に自筆でものを書く機会がなくなってきた。僕もPCの印刷機の故障から先日、知人へ封書の手紙を出して愕然とした。正しく漢字が書けなくなってきた。

今やIT機器なしでは生活できない。しかし、、これにあまり依存したり誤用すると人間本来の読解力の低下を招く。どこかの国の大統領のような短文の情報発信に頼ると、読解力の低下によって大事にもなりかねない。IT時代の読解力対策が必要かもしれない。