「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

新型コロナウィルスと習近平の来日

2020-02-02 07:43:53 | 2012・1・1
新型コロナウイルスによる肺炎感染者数は増加の一途で、中国本土では一日の発生者数が2000人をこえ、ついに1万人を突破した。日本国内の発生者数も20人となり、中国本土以外の海外では最も多い。政府は緊急な対策を取り”水際作戦”を講じているが心配だ。

こんな中で産経新聞(1月31日首都圏版)10面の広告欄に習近平国賓来日反対の意見広告が掲載されていた。まさか新型ウイルス蔓延のこの時期を狙ったものではないが、皮肉にも読者にはウィルスが来日反対の理由のような印象を与える。習近平の来日をめぐっては民主党政権時代、天皇陛下に無理やり謁見させた記憶がある。

この春に予定されている習近平の国賓としての来日はすでに外交ルートを通じての内定事項であろう。外交問題に素人の僕がみても、”よほどのことがない”限り中止にはならないと思う。今回の新型ウィルスの流行はその”よほどのこと”ではないであろうか。流行の規模からいって訪日どころではない。

いつ新型ウィルスによる騒ぎは終息するのだろうか。中国にとっては国難である。わが国は、この時こそ隣国として,この時こそ、善隣外交を示すべきだ。国賓反対だけでは何もプラスにはならない。