「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

新型コロナ.ウィルズ感染防止 政府は成果を世界に示せ

2020-02-20 06:09:26 | 2012・1・1
「ダイヤモンド.プリンセス」号の乗客のうち14日間の船内待期期間を終えた高齢者など第一陣、413人が昨日下船した。朗報なのだが、依然船内には2000人をこえる乗員乗客が残っており、昨日も新たに79人が陽性と判明した。まだ手放しで喜んではいけないし、評価をするには時期尚早なのだが、国立感染研究所から途中分析結果が発表された。

この発表に関連して産経新聞(2月20日付首都圏版1面)が「クルーズ船乗員乗客の発症者数推移」を表にしていたが、乗客感染者は客室待機措置が取られた5日のあとの6-9日に89人が集団発症しているが、ウィルスの潜伏期間を考えれば、待機措置の前から集団感染は始まっていた。隔離措置が進んだ10日以降は感染者数は減少している。

それなのに、乗客隔離措置に対して内外からの批判が多い。驚いたのはyou.tubeに政府の災害調査チームの一員として「ダイヤモンド.プリンセス」号に派遣された国立大学の教授が自分の個人的な見解としながらも”船内はカオス(混乱)悲惨な状態”と批判をしていることだ。

言わずもがなだが、「ダイヤモンド.プリンセス」号の災難はわが国が引き起こしたものではない。集団感染も政府の対応の失敗が原因ではない。政府は国際機関WHO(世界保健機構)と緊密な連絡をとり、さらに大事を取り、感染後の待機日数も12.5日を14日としているほどだ。政府はウィルス拡散防止の成功例として世界に誇示すべきだ。