「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

深刻な韓国の新型肺炎  遅くはないのか日本の対応

2020-02-24 07:53:48 | 2012・1・1
お隣の国、韓国で新型コロナウィルスの感染者が爆発的に増え、6日続けて100人をこえ833人、死者も7人となった。これに対処して文在寅大統領は感染病の危機レベルを4段階で最高の「深刻」を引き上げた。これに対する日本の対応はどうか。外務省の海外渡航安全HPによると21日に流行地のテグ(大邱)、慶尚北道、などへの渡航の注意を喚起する「スポット情報」が出ているが感染症危険区域には指摘していない。

政府は三連休明けの25日、感染拡大の防止に向けた総合的な具体策を明示するという。わが国では幸い韓国のような集団感染は見られないが、北海道から沖縄まで散発だが毎日感染者が出ている。クルーズ船の感染騒ぎも、下船者から死者も出て完全に治まったとは言えない。加藤厚労相は”流行は移行期だ”という認識を示しており、誰でもが正念場と思っている。

戦争中に小国民だった僕らは戦争には休みがないと「月月火水木金金」と軍歌を歌った。中国の習近平国家主席は今回の新型コロナウィルス大流行を事あるごとに戦争に譬えているが、僕ら小国民にもそのように見える。政府は対応に一生懸命なことはわかるが今一つ対応が遅いように見える。韓国へのチャーター便派遣まで視野にいれて対応を考えてはどうか。政府に危機感がなく見えるのは”老爺心”だからだろうか。