ついに武漢在住の日本人一人が新型コロナウィルス感染による肺炎で亡くなられた。政府は四次にわたって武漢へチャーター機を派遣したが、すでに入院中だったという。何とかならなっかのか。痛ましい。それより今、早急に実施すべきはクルーズ船対策だ。横浜港に停泊中の「プリンス.ダイヤモンド」号では新たに乗客3人が感染、計47人が陽性と判明した。
「プリンス.ダイヤモンド」号には3000人をこす乗客乗員を乗せており、うち1000人近くが体調不良を訴えている。乗客の8割以上が60歳以上で90歳代も11人いるというが、船内の部屋に軟禁状態である。これから後、症状が出なくとも数日間、、缶詰め状態に置かれるが人道問題である。船窓からは”くすりふそく しんこく”という張り紙までみられる。
高齢者は一つか二つ持病を抱えており、特に高血圧で降圧剤を服用している者にとっては生命に関わる深刻な問題である。「プリンセス.ダイヤモンド」号には船医二人のほか防衛庁から医官5人が乗船しているそうだが、多分ウィルス感染対策で手一杯なのだろう。乗客の持病には手が回らないのかも。
「プリンセス.ダイヤモンド」号は9日、生活用水確保の、小航海の後、横浜港に帰港したが、政府は早急に薬剤師チームを乗船させ、深刻な薬不足に対応すべきである。同時に多数が外国人だという乗客に対しても母国語で対応できるコンサルタントの派遣を要請したらどうか。国際的日本の信用度の問題である。