「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

無観衆でも売り上げ233億円 JRAの戦略

2020-06-02 11:08:23 | 2012・1・1

三歳の最強馬を決めるレースの一つ、日本ダービーが31日、無観衆の東京競馬場であった。例年なら10万人を超す大観衆でうまるのだが、中継のテレビ画面で見ると、文字通り閑古鳥の鳴き声も聞こえてこないし、国家君が代の斉唱もブラスバンドの勇ましいファンファーレの演奏もなかった。

今年のダービーは初出走以来負けなし5連勝ののコントレインが話題を呼んでいたが、レースは、これまた対抗馬視の外国人騎乗の馬とで固いとされていた。その予想通りで終わり、普段ならレース後大観衆の拍手で迎えられて騎手は場内を一周するものだが、昨日の優勝の福永祐一騎手の顔には心なしか喜びの表情はなかった。

そんな異例ずくめのダービーだったが、売り上げ高はは233億円、昨年比92.3%という微減だった。コロナウィルズによる緊急事態宣言直後の不況下では”健闘”といってもよいのではないか。その原因の一つは、この2月JRAが今年の予定を発表したさい、G!大レースは無観衆で行うと発表した.。それから2か月余りで、馬券をインターネットで購入できる制度の会員が25万人も増加したという。コロナによる働き方の変化で庶民のネットに接する機会が多くなってきた、その波にJRAが上手に乗ったのだろうか。休業中のイベントの参考になるかも知れない、