米国の大手製薬会社ファイザーが臨床実験で95%有効性のコロナ.ワクチンの製造に成功、FDA(米食品医薬品局)に緊急使用を申請した。認可されれば、早ければ年内に米国市場に出回り、医療従事者、1月には80歳以上の高齢者にも接種ができるという。日本にもすでに試薬が送られ。厚労省の審査が通れば使用が可能になる(日本経済新聞)。朗報だが,安全性は確保されているのだろうか。
ワクチンというと1940年代の戦中戦後に育ったぼくら世代は結核菌ワクチンBCGと感染診断薬ツベルクリンを想いおこす。当時、結核は「亡国病」といわれ死に至る病だった。特効薬はなく小学生だった僕らはツベルクリンで陽性かどうかチェックし、陰性の場合はBCGワクチンを接種した。逆に陽性の場合は東京では転地療法として房州の「養護学校」に送られた。特効薬のスプレットマイシンが出始めたのは戦後である。
コロナワクチンの接種について加藤勝信官房長官は国会答弁で接種は各自の意思だと答弁している。BCGやツベルクリンとは違い国の制度ではないようだ。菅義偉総理は20か国サミットで”ワクチン普及は公平に”と訴えていたが、国内はどうなのか。PCR検査も不統一だとの批判がある。国民全員に接種するのではないのか。公平な接種を望みたい。