「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

気になる北海道のコロナ拡大 気候風土住宅構造

2020-11-27 06:49:14 | 2012・1・1

昨日26日の全国のコロナ.ウィルス発生状況を見ると、新規感染者は東京の481人大阪の326人についで北海道が256人と3番目に多い。そのうち札幌は186人だが、道は最大感染源とみられる札幌の繁華街ススキノを中心に接待を伴なう飲食店などに対して 営業の時短や休業を12月11日まで延長するよう 要請した。

札幌冬季五輪(1972年)から10年ほど札幌に居住、北海道についは札幌一極集中の構造は知っているが、コロナ感染はどうもそうでもないらしい。全道256人に対して札幌外の地域70人は多い感じがする.事実、北海道新聞系のネット情報によると、旭川の病院では16人も院内感染のクラスタ―がっ発生したり、人口9千人の十勝清水町役場でも発生、奥尻島でも感染者がでいて、ほとんどが感染経路不明だ。

僕が在札した時代は暖房は石炭の”だるまストーブ”から現在の灯油ストーブに代っていたが、“道さんっ子”の友人たちは室内でガンガン灯油を燃やしTシャツ姿でビールを飲んでいた。部屋の温度は20℃、換気装置などなかった。そういえば当時僕はいつも風邪をこじらせ入院したこともあった。もエアコンでは北海道の冬は寒さは暮らせない.札幌では昨日コロナで死者7人が出ている、全員70歳以上である。

推測でものを申して申し訳ないが、どうも北海道のコロナは気候風土と住宅構造にもあるように見えてならない。北海道には昔から冬季(11月―3月)には”石炭手当”という寒冷地手当がある。本州とは寒さが違う。それに対応して家屋も窓を二重にしたり暖房も本州の暖炉や炬燵では済まない。専門家から部屋の換気を強く呼びかけてみては。