東京など19都道府県に対する緊急事態宣言と8県の蔓延防止措置が9月30日で全面解除された。かわって、今日10月1日から北海道、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、滋賀、石川、愛知、福岡、熊本、沖縄13道府県の飲食店ライブハウスなどでコロナワクチン接種歴確認などを通じて実験を行うとのことだ。実験地域の選択の基準が今一つ分からないが、東京が選ばれないのは都市の規模だけなのだろうか。
「宣言」と「措置」が全面解除された最終日の全国の感染者数は1576人、1か月ほど前までは東京だけで1日4,5000人だったのを思うと格段の減り方だ。全国的にも例えば「宣言」発令中の群馬県は8人、「措置」中の福島県は5人に過ぎない。関係ないが今回実験県に指名された熊本県は15人である。
政府はコロナ禍の終息宣言をいつ、どん な条件で考えているのか。やっと「宣言」「措置」が解除されたばかりで、それどころではない。当面ウィズ.コロナの日々が続きそうだ。BSテレビで大谷選手の大リーグの試合を見ると観客はマスクをつけていない。米国で行動緩和実験が行われた話は聞いたことがない。慎重に越したほうが良いが、特定の場所で特定の行動緩和の実験をする必要はあるのか。