緊急事態宣言が全面解除されてから1か月近くなる。東京など全国19都道府県のその後について追跡しているが、全国的に減少傾向にあり同慶の至りだが、気になることはここへきて新規感染者の関西首都圏での数が東京首都圏を上回る日がおおいことだ。衆院選挙の投開票日が3日あとに迫った28日も大阪の新規感染者数は61人で、21人の東京を抜いて第一位、兵庫も20人で第4位である。大阪、兵庫2県だけの数で全国の三分の一に近い。
東京首都圏の人口は4200万人、これに比べて大阪を中心にした関西首都圏は半分にも満たない2000万人しかいない。人口だけでみると、大阪、兵庫の感染者数は異常に多い。理由はわからないが、、折から衆院選挙戦のただなかであり、大阪、兵庫が金城湯池の「日本維新の会」からはほとんどの選挙区で候補者を立てている。まったっくゲスの勘ぐりにすぎないのだが、政局とは関係ないのだろうか。
28日の全国の新規感染者は274人だが、そのうち感染者ゼロの県が東京に隣接する山梨県など13県もある。老生が追跡調査している19都道府県の中にはなかったが、(感染1-5人)と低位の県が8県もある。確実にコロナ禍はワクチン接種の普及で収束の方向に向かっている。それだけに大阪、兵庫の感染動向は気になるところだ。