12日の国会答弁で岸田文雄総理が3回目のコロナワクチン早ければ今年12月開始すると発言していた。厚労省によると。接種対象者は医療従事者104万人のようだが、90歳を過ぎた筆者にとっては初めてきく話だ。老生は高齢者優先の特権で6月初め2回目の接種を終えているが、ワクチンの有効期限の関係から見て3回目が来年になっても大丈夫なのだろうか。
12日の全国の新規感染者数は611人、東京は77人とここ連日4日間、100人を下回っている。素人がみてもピークアウトした感じだ.。その原因の第一はコロナワクチンの接種率の向上だ。最新の統計によると、日本人全体のワクチン接種2回を終えた人数は8214万人で全体の64.8%である。東京の新規感染者が1日5000人を超えていた8月中旬は、確か半分だったから急激に接種率は伸びた。しかし、裏をかえせば、まだ未接種が三分の一近くいることだ。
ワクチン未接種者入ってみればウィルスに無防備だ、国は無償で接種を勧めているが、自分の意思で断っている。古い話で恐縮だが、戦前警察が伝染病を司どっていた時は、伝染病注射を拒否した場合には犯罪だった。戦後の日本は違う。その代わり、国は接種後の責任も負わなければならない。だが、残念ながら、日本の場合はどうか、接種しただけでフォローアップがない。接種終了證明も出さない。