※本日は19-0時で営業しております。
「アイル・オブ・ジュラ10年」
70cl,40% 開栓日:2022年10月25日
バークロスでのワンショット価格:2,000円
2000年前後に流通していたアイル・オブ・ジュラの
オフィシャルボトルです。
穏やかな香りで微かにピートのニュアンス。甘味の
強い味わいで全体的にはライトですが、シェリーカ
スクの存在を感じさせる厚み、深みもあります。
フィニッシュは軽くドライ。
流通当時はもっとライトな印象を抱いていたので、
経年変化もあるのだと思います。
「アートセッション
ジュラ29年(1992-2021)」
700ml,43.2% 開栓日:2022年10月25日
バークロスでのワンショット価格:4,400円
ラダーが手掛ける「アートセッション」シリーズの長熟
ジュラ。カスクナンバー832のバレルからわずか144本
がボトリングされています。
個性的で非常に素晴らしいジュラでした！
ドライフルーツ、バニラ、ココナッツ、蜂蜜などの甘い
香りで麦芽感もあります。
口当たりはややドライながら、熟れた果実の缶詰やシロ
ップの甘味もあり、中盤からはシリアルやホワイトペッ
パー、ワックスなど複雑さを増していきます。
スパイシーで松脂のニュアンスも感じられる長いフィニ
ッシュ。
なかなか出会う機会の無い、良きジュラです！
「ジュラ・ウイスキー(1999年1月27日蒸留)」
70cl,61.3％ 開栓日:2022年4月18日
バークロスでの1ショット価格:￥3,000
★5/6(金)までは12周年特別価格￥2,000
これはかなりヘヴィリー・ピーテッドなジュラです！
ドイツのウイスキーフェア―向けボトルと同じロットで、
ラベル右上の「PRODUCT of SCOTLAND」の部分がウイ
スキーフェア―のマークになっているものを海外のサイト
でよく見かけます。
ラベルに記載はありませんが、瓶詰は2004年のようです。
アタックから強いピート香があり、木炭やヨード、乾燥し
た麦の香りなどを感じます。
ドライな口当たりでハイプルーフのパンチもしっかりあり
ます。すぐに口の中が煤で満たされたようにスモーキーな
フレーバーで溢れ、舌の上にはドライでスパイシーで刺激
的な余韻が長く長く続きます。
およそ５年と短い熟成ですが、ニューポットのような感じ
はなく、しっかりとピーティなウイスキーに仕上がってい
ました。アイラファンをも魅了する味わいです！
「アイル・オブ・ジュラ10年 (1990年代流通)」
750ml、43％
開栓日:2018年11月15日 1ショット:1600円
1990年代後半に流通していたと思われるオフィ
シャルボトルです。現行ラベルと比べると非常
に素朴なデザインですね。
時分がバーの世界に入った時はちょうどこのラ
ベルが出回っていた頃で、当時お気に入りボト
ルの一つでした。
焦がしたカラメルのような甘さと麦、そして強
くはないがはっきりとしたピートのニュアンス
を感じます。
シロップの様な甘みの強いアタックの後、熟成
シェリーを思わせる甘苦さが広がり、中盤から
はドライで麦。シェリー樽もそれなりに使われ
ているのかな？という印象でした。
個人的な記憶では、もう少し軽やかでソフトな
イメージだったので驚かされました。
なかなか他の蒸留所では見かけない個性かもし
れませんね。
「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ
31.33(ジュラ)27年（1988年9月27日蒸留)」
開栓日：2016年12月7日 ワンショット価格：2,800円
樽の種類はリフィル・バーボン・ホグスヘッド。
アウトターン174本。今や貴重な1980年代蒸留の樽です。
乾いた草、ハーブ、ハチミツ、そして潮風の香り。
口当たりはシロップの甘みやクリーミーさも感じますが、
そこに海藻やピート、スモーク、タールなどが入り混じって
いて、一言では言い表せない複雑な味わいです。
分かりやすくはありませんが、これはこれで癖になりそう！、
「アイル・オブ・ジュラ16年・旧瓶」
開栓日：２０１４年１０月３１日 ワンショット価格：１，３００円
２００７年頃まで流通していた旧瓶です。この頃は”ISLE OF”の表記がありましたが、
現在は単に”JURA”とだけ表記されています。
色合いからしてシェリー樽の比率が多そうですが、テイスティングしてみても実際に
シェリー樽由来の個性を強く感じます。オロロソ・シェリーやメープルシロップ、フルーツ
ケーキの香りとウッディさ、麦芽感などが感じられ、一見重厚な味わいかと思わせますが、
飲んでみるとボディは意外にもライトで、軽快な麦芽風味とともにあさっりとライトな余韻
を迎えます。コテコテは重いけどシェリー系が飲みたい時に良さそうです。
「エクスクルーシヴ・モルト／ジュラ３５年（１９７６）」
開栓日：2013年3月22日 ワンショット価格：２，０００円
今までは鳥のラベルが印象的だったエクスクルーシヴモルトがパッケージを
一新！そのファーストボトリングよりジュラの長熟が入荷しました。
ファーストフィルのシェリーホグスヘッドから２４０本がボトリングされています。
ファーストフィルにしては色は濃すぎず澄んだ赤銅色。
ヘザーやハーブなどの香りが先に立ち、奥にキャラメル、ビスケット。
適度にねっとりとしたボディにトフィーの甘み、ジンジャー、ドライレーズン、
シェリー、と様々な要素が複雑に絡み合っているのが分かります。
フィニッシュは甘さから微かな苦みを伴ったハーブのニュアンス。
久しぶりにトロピカルフルーツや濃厚なシェリーの特徴に偏らない、
良い長熟のモルトに出会えた、という気がしました。
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