(1991年瓶詰め品)」 750ml,40%
開栓日:2013年5月9日 ワンショット価格:1,200円
1966年創業と、スペイサイドでは比較的新しい蒸留所です。
そのせいもあってかイマイチぱっとしないというか、目立たない存在と
なってしまっています。
このボトルは1991年瓶詰めのオールドボトルになりますが、ラベルの
雰囲気もどこかあっさりしていて、オールド特有の”いかにも感”があまり
感じられません。その味わいは穀物系フレーヴァーが好きな方にピッタリ
といった印象です。
麦芽、シリアル、藁、レザーなどの香りを持ち、ライトでスムースな口あたり
で味わいはレモンキャンディと麦。フィニッシュではシトラス感がやや強く出てきます。
手軽に楽しめるオールドボトルとしてお勧めの1本です。
グレントファース22年(1990/2012)」 700ml,46%
開栓日:2013年5月11日 ワンショット価格:1,200円
パフィンの絵が印象的なこちらの中身はスペイサイドのグレントファース。
現在はペルノ・リカール社が所有しており、そのほとんどは各種ブレンド
ウイスキー用として出荷されています。
20年オーバーの長熟にしてはアタックの香りはやや弱めか。基本的には
ハチミツ麦芽系の香りで、バナナのような香りもあります。
アタックは水飴、砂糖水と甘さが強くでていますが、中盤からフィニッシュに
かけては段々とドライに変化していき、かすかな苦みと麦芽に包まれながら
消えていきます。加水タイプの割にしっかりとアルコール感を感じたのが意外
でした。今ならGMの蒸留所らべる1991と飲み比べが出来ますよ♪
インペリアル17年(1995/2012)」 700ml,46%
開栓日:2013年5月10日 ワンショット価格:1,200円
エイコーンさんオリジナルのシリーズより、今回は雪椿とパフィンの
2種が入荷しました。
雪椿が描かれたこちらの中身はインペリアル。2005年に閉鎖されて
しまったクローズド・ディスティラリーです。
洋梨、メロンなどのフルーツの香りに、和菓子を思わせる甘さが加わり
優しく鼻腔をくすぐります。
味わいも香りのイメージ通りふくらみのある甘さで、ホイップクリームを
たっぷりとかけたパンケーキを味わっているかのよう。
フィニッシュにはインペリアルの特徴である麦芽感もしっかりと感じられます。
既に開封済みの「アーカイブス/インぺリアル1995」と飲み比べてみても面白いでしょう。
「ヘネシーXO (1990年代流通品)」 700ml,40%
開栓日:2013年5月8日 ワンショット価格:2,000円
性格な年代は不明なのですが、1990年代に流通していた旧瓶です。
ヘネシーXOは10年~70年熟成の原酒をブレンドしていると言われて
おり、その華やかで複雑な香りと重厚な味わいは、コニャックファン
ならずとも納得の味わいです。
干しブドウ、金柑のドライフルーツ、べっこう飴などの甘い香りにナッティ&
ウッディで微かにバニラのニュアンスも。
口に含むとブドウの味わいをしっかりと感じ、その甘さと樽由来のビター
な味わいが絶妙に絡み合っています。
まだ開栓2週間程ですが、残量が半分を切ってしまいました。是非今のうちに!
プント・エ・メス(1980年代流通品)」 1000ml,16.3%
開栓日:2013年4月9日 ワンショット価格:1,200円
こちらはオールドのスイートヴェルモットです。
カルパノ社はオールドスタイルで造った高級品、アンティカ・フォーミュラ
で知っている方も多いと思いますが、こちらはロッソの2倍苦みを効かせた
商品で、1980年代に流通していたもの。
ベースとなる赤ワインの香りに甘みと苦みが絶妙にマッチした逸品です。
あんずやブドウの皮、梅干しの果肉、オレンジシロップ、樹皮などが複雑に絡み合った香りは、
どこか駄菓子のような懐かし香りでもあります。
飲むとやはりしっかりと苦みが効いていて、フィニッシュはウニクムやウンダー
ベルグ、フェルネ・ブランカを思わせますが、度数が低い分穏やかに消えていきます。
当店では現在こちらのヴェルモットをカクテルにも使用しております。いつもとはひと味違う贅沢なマンハッタン
などをお楽しみ下さい。
33.128(アードベッグ)7年(2005年5月9日蒸留)」 700ml,64.6%
開栓日:2013年5月7日 ワンショット価格:1,200円
宮城峡の次に仕入れたソサエティのボトルがこちらの”アードベッグ”
ファーストフィルのバーボンバレルで熟成は7年と若く、度数は64.6%!!
これでもかと強烈で、ついたサブタイトルが「ビックダディのボディスラム」
※大家族もののビックダディではありません(笑)
ネイソン・フレイジャー・ジュニアのことと思われます。
アタックの香りから極めてピーティ、スモーキーで薫煙室に迷い込んだかのよう。
アタックで一瞬麦芽の甘みを感じるものの、その後ほのかにシトラスを纏っては
いるものの、ものすごいピートとアルコール感が広がり、そのままスモーキーな
フィニッシュへと続きます。
個人的には舌先と口内上部が若干荒れました、が、この手の味わいには熱烈な支持者が多く、残量は早くも半分以
下に・・・。キツくてクサいのが好きな人、集まれ!!
124.3(宮城峡)13年 1999年7月22日蒸留」 700ml,61.9%
開栓日2013年4月7日 ワンショット価格:1,400円
4月にSMWS(ザ・スコッチモルト・ウイスキー・ソサエティ)にとうとう
入会致しました!
で、初めて仕入れたのがこちら。
この団体のボトルの特徴はシングルカスク、カスクストレングス、そして
蒸留所名を記載せず、独自のコードナンバーで記すところです。
124番は宮城峡で、3は樽番号ということになります。
カスクタイプはリフィル・バット、ボトル総数509本です。
60%オーバーなのでさすがにアタックでは溶剤系の香りが強いですが、
バニラやミルクキャンディ、コーンフレークなども感じられます。
口に含むと甘みが際立ち、メープルシロップや黒みつ、ココナッツ、オレンジピールなどが複雑に絡み合って
いて美味です。 アップが遅くなってしまったので残り0.4程です。お早めに!
グレングラッサ1986/2007」 700ml,40%
開栓日:2013年3月29日 ワンショット価格:1,200円
GM社が厳選したウイスキーをボトリングしているのがマクファイルズ
コレクションです。
グレングラッサは1875年に創業し、1986年にいったん閉鎖。再開の見込み
は無いと言われていましたが、2008年11月に見事再開しました!
かつてはハイランド・ディスティラリー社の所有で、フェイマスグラウスやカティ
サークなどの原酒として使用されていました。
これは20年以上の閉鎖期間に入る前の最後の年に蒸留された貴重なヴィン
テージ。
アルコールに溶け込んだ麦芽や、熟成の短いコニャックを思わせる香り。柔らかく丸いアタックとボディで感じるのは
やはり麦芽感でオートミールやウェハース、ハニー。
そしてフィニッシュも穏やかで、終始麦に包まれている印象です。
「ボウモア23年(1989/2012) テンプテーション」 700ml,50.2%
開栓日:2013年3月30日 ワンショット価格:1,400円
信濃屋食品新宿店の18周年を記念してリリースされたボウモアです。
歌舞伎町の夜の蝶をイメージしたラベルは斬新で目を惹きます。
しかもピアスにあたる部分にはスワロフスキーの石があしらわれています!
酒の味とは全く関係ありませんが、こんな遊び心も信濃屋さんならではかも。
肝心の味わいもなかなかでした。
柑橘系フルーツに潮風、そしてかすかなパフューム香。
ややミネラル感のある口当たりに始まり、レモンキャンディのような爽やかさを
感じさせつつも徐々にスモーキーな味わいが控えめに顔を出し、
フィニッシュまで続きます。