BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

Aberlour-glenlivet 12YEARS(1980's) 750ml,43%

2020年10月13日 | アベラワー

「アベラワー・グレンリヴェット12年(1980年代流通)」

 750ml、43%

開栓日:2020年10月12日 1ショット:3,000円

 

輸入元ボンド商会の正規品。数年前にも開封

しましたが、何度飲んでも旨いですね!

煮詰めた桃、ハチミツ、べっ甲飴など甘い香

りと乾いた麦の香り。オールドボトル特有の

少しひねた香りがありますがネガティヴでは

ありません。

シロップのような甘さから始まりますが、直

ぐに舌先から喉奥へドライな麦芽感がじわじ

わと突き抜けていきます。ボディがかなりね

っとりとオイリーでまとわりつくような感覚

が堪らなく良いです。

出しゃばり過ぎず、引きすぎない、非常にバ

ランスの良いモルトウイスキーです。


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ABERLOUR 12YEARS V.O.H.M 750ml、43%

2020年07月02日 | アベラワー

「アベラワー12年 V.O.H.M」

 750ml、43%

開栓日:2020年6月17日  1ショット:1,400円

1980年代から1990年初頭に流通していたと思

われるオフィシャル・オールドボトル。

どことなくブランデーを思わせる雰囲気が漂

っています。

V.O.H.Mはvery old highland malt の略。

糖蜜のような甘い香り。麦芽、そして微かに

鉛筆の芯。

シロップのような甘さから始まりますが、中

盤からはドライな麦芽の風味が出て来て口の

中で膨張します。

最後にやや苦味やインクのニュアンスも。

 

今回は開封してみてベストな状態ではないな

と思ったので、価格設定は低めにしました。

手の出しやすいオールドボトルとして楽しん

でいただけたらな、と思います。

 

 


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ABERLOUR-GLENLIVET10YEARS(1980's) 1000ml,43%

2018年07月20日 | アベラワー

「アベラワー・グレンリヴェット10年
 (1980年代後期流通)」
 1000ml、43%
開栓日:2018年7月18日 1ショット:1800円

ラベルだけでは明確な流通時期は分かりかねま
すが、今回は外筒に「友達を紹介してくれたら
その友達にミニチュアボトル上げるよ!」的な
キャンペーンについて記されていて、その締め
切りが1990年1月31日となっていたので、恐ら
く1989年に海外で流通していたボトルであろう
と思われます。

アベラワーは現行品でもシェリー樽のイメージ
が強いですが、この頃はより濃厚な印象です。
ラムレーズンのような甘く妖艶な香りと、古き
良き時代のシェリー香、ウエハースのような麦
由来の香りが心地良いです。

加水タイプですがボリューム感があり、蜜のよ
うな甘さとドライフルーツ、キャラメル、ヴァ
ニラ、メープルシロップなどを感じます。
余韻もしっかりと長く、10年という熟成年数以
上のものを感じさせる満足感のある味わいです!

 


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STELLAR SELECTION / Aberlour7years(February11.2009/October.2016) 700ml,57.7%

2017年03月13日 | アベラワー

 「ステラー・セレクション

  アベラワー7年(2009年2月11日/2016年10月)」

  開栓日:2017年2月22日 ワンショット価格:1,200円

  株式会社ウイスク・イーのオリジナルシリーズで、ラベルに星座を

  あしらっています。

  ラベルにホグスヘッドとしか表記がありませんが、インポーター資料

  によればオロロソ・シェリー樽とのことです。

  色合いは確かに7年にしてはやや濃いめ。香りは焼芋を思わせるよ

  うな甘さと、アグリコール・ラム・ブランのような少々粗削りなアルコー

  ル感。味わいは黒糖や蜜のような甘さがありますが、やや未成熟な

  印象も。ちょっと加水をしてみたら、その方が和菓子のような甘さが

  出て好印象でした。ザ・シェリー樽を期待すると肩透かしを食らう感じです。

 

 

 


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ABERLOUR A'BUNADH BATCH NO.56 700ml,61.2%

2016年11月07日 | アベラワー

 「アベラワー・アブーナ バッチ56」

  開栓日:2016年11月4日 ワンショット価格:1,400円

 

  熟成年数の異なる複数のシェリーバットをバッティングし、

  カスクストレングスでボトリングしたアベラワー。

  昔から安定して旨いアベラワーですが、最新バッチでも

  その実力は衰えていません。

  硫黄や紹興酒など、シェリー樽由来のネガティブな要素は

  出ておらず、分かりやすい良質なシェリー樽のモルトです。


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The maltman / ABERLOUR22YEARS(November1992/April2015) 700ml,49.1%

2015年10月08日 | アベラワー

「ザ・モルトマン

 アベラワー22年(1992年11月/2015年4月)」

 開栓日:2015年10月8日 ワンショット価格:2,200円

 

 カスクナンバー11のシェリー樽から241本をボトリング。


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THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY54.3(Aberlour) 10YEARS(OCT.1985/FEB.1995) 700ml,59.1%

2014年09月11日 | アベラワー

Smws543 「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ
 54.3(アベラワー) 10年(1985年10月/1995年2月)」

 開栓日:2014年9月11日 ワンショット価格:2,400円

 
 日本支部誕生(1993年)から間もない1995年のボトリング。ちなみに

 本国でSMWSが発足したのは1983年のことです。

 ソサエティはもともと会員限定で販売しているため、オールドボトルが

 市場に出回る機会は珍しく、貴重なオールドボトルと言えるでしょう。

 また、この頃のボトルには樽の種類とボトル総数の表記がありません。

 10年という若さ故か、香りはニューポットよりでグラッパを思わせるニュ

 アンスがあり、それとともにウェハースなど乾いたシリアルな香りも感じ

 られます。味わいは和菓子を思わせる柔らかな甘みがあり、フィニッシュ

 は柑橘系の爽やかな仕上がりです。今まで飲んだことのあるアベラワーとは一線を画す味わいに驚かされました。

 

 


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最近開けた New Bottle たち

2012年02月22日 | アベラワー

最近どうも筆が進まず、

更新が滞り気味なので、最近開封したボトルをまとめて

ご紹介させて頂きます。

Feb2012new   

 

 

 

 

左から・・・

 

「UDFF/CLYNELISH14YEARS」 700ml,43%

お馴染みの花と動物シリーズよりクライヌリッシュです。

輸入業者がユナイテッドディスティラーズジャパン、

総発売元がジャーディンワインズアンドスピリッツの10年ほど前のボトルです。

華やかさだけでなく、オイリーさもしっかりと感じられる懐かしの逸品です!

 

開栓日:2012年2月20日

ワンショット価格:1,400円

 

「Ichro's Malt・the GAME

 MIZUNARA Heads Hogshead finish(2000/2011)」 700ml,59.4%

イチローズモルトと信濃屋食品のコラボボトル。

羽生蒸留所の原酒を、樽のヘッドの部分だけをミズナラ材に組み替えた

ホグスヘッド樽でフィニッシュしています。

10年程度の熟成にしてはミズナラ特有のお香のような和の香りがしっかりと

でていて興味深い1本です。

 

開栓日:2012年2月1日

ワンショット価格:1,200円

  

「ABERLOUR 100PROOF」 333ml,57.1%

今は見かけなくなったアベラワーの旧瓶です。

年数表記はありませんが熟成10年前後で、イングリッシュプルーフなので

50%ではなく、57.1%です。

アルコールの強さを感じさせないアベラワーらしい優しい甘みと、

大麦をしっかりと感じさせてくれるどっしりとした味わいが秀逸です。

ハーフサイズなのですぐに無くなってしまいそう。

 

開栓日:2012年2月20日

ワンショット価格:1,200円

 

「WILSON & MORGAN・BARREL SELECTION

 /Dufftown15YEARS(1985/2001)」 700ml,56.8%

10年以上前にボトリングされたプチ・レアボトル!

しっかりとシェリー樽が効いていて、アルコールのボリューム感もしっかり。

でも樽負けしていません。

チョコレートなどのスイーツを食べながら飲みたい、この時期だからこそお薦めの1本。

 

開栓日:2012年2月9日

ワンショット価格:1,400円

 

「WHISKY Galoore/Glen Elgin12YEARS(1991/2003)」 700ml,46%

今は無くなってしまったダンカンテイラー社のシリーズ。

この当時はまだ信濃屋食品にいましたが、

ピアレスシリーズに比べて極端に人気が無かったなぁ(笑)。

でもこのエルギンは結構美味しいんですよ!(クロスで開けるのは2本目)

ただ、開けたてはアルコールの香りがやや鼻につくので、

もう2カ月後くらいに飲むことをオススメします。

開くとかなり華やかでフルーティになりますからね。

ちょうど春が訪れる頃が飲み頃で、味わいも季節にマッチすると思います。

 

開栓日:2012年2月20日

ワンショット価格:1,200円

 

※今までとは違う形のご紹介でしたがいかがでしたでしょうか?

  これからは今までの単体紹介とともに、こちらのまとめて紹介も併用して、

  出来るだけ店内の全開封済みボトルをご紹介していきたいと思います!

 

 


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ABERLOUR a'bunadh 700ml,60.6%

2010年09月08日 | アベラワー

台風9号の影響で久々の雨

ここしばらくはカラカラの猛暑日が続いてましたから、台風とはいえ恵みの雨のように

感じてしまいます。

今夜には関東上空を通過するようですから、交通機関も多少乱れるかもしれませんね。

皆様もお帰りの際にはくれぐれもお気を付け下さいね。

(ということは今夜は暇か・・・)

 

そんな台風の夜に、ハリケーンのように強烈なインパクトを持ったモルトをご紹介します。

 

「アベラワー・アブナー」  700ml、60.6%

 

本日もオフィシャルボトルですが隠れた銘酒です!

アベラワーはラムレーズンのようなソフトでスムースな味わいが特徴のスペイサイドモルト

ですが、このアブナーはオロロソのエクスシェリー樽熟成のアベラワーをヴァッティングし、

冷却ろ過をせずにカスクストレングスでボトリングしたものです。そのため、バッチごとにア

ルコール度数が異なっていて、このボトルはバッチナンバー26で60.6%です。

また、アブナーとはゲール語で「~の起源」を表すそうです。

 

最新のボトルはパッケージがマイナーチェンジされ、このボトルももはや旧瓶となってしまい

ます。最近はそういうのが本当に多いですね。

 

Aberlourabunadh 色合いは非常に濃厚な赤銅色。

ナッティで砕いたクッキーやカラメルの香り。

当然シェリー樽の香りも強く、だんだんとレ

ーズンなど甘い香りも出てきます。

味わいは重厚でラムレーズンのよう。どっし

りとシェリーが効き、舌をぐっと押さえつけら

れるかのようです。強烈なアルコール度数

を持っているのですが、不思議と荒々しい

印象は受けず、ゆっくりと落ち着いて楽しめ

る味わいです。余韻は非常に長いです。

こんな雨の夜にはぴったりの1本です。

 

開栓日:2010年5月18日

ワンショット価格:1,200円


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