BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

Celtic Connections / CAOL ILA (FEBRUARY1990-MAY1999) 700ml,58.5%

2018年11月30日 | カリラ

「ケルティック・コネクションズ
 /カリラ1990年2月ー1999年5月」
 700ml,58.5%
 開栓日:2018年11月26日 1ショット:2000円

自分がBARの世界に足を踏み入れた頃よく見
かけていた懐かしいシリーズです。

9年のカスクストレングスとは言え、瓶詰から
19年も経過しているので、開けた直後からツ
ンツンした溶剤系のアルコール臭は感じられず
スモーク、タール、海岸、木炭の燃えかすなど
の要素を感じます。
アタックでは飴のような甘みとともに「木」を
しっかりと感じさせるスモーキーさが特徴的で
、甘みと混ざり合いながらスモーキーフレーバ
ーが喉の奥を刺激し、口の中にゆっくりと充満
していきます。

想像以上に角が取れていましたが、だからこそ
アルコール感ではないスモーキーさがより顕著
に感じられたような気がします。


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ISLE OF JURA 10YEARS(1990's) 750ml,43%

2018年11月21日 | ジュラ

「アイル・オブ・ジュラ10年 (1990年代流通)」
 750ml、43%
 開栓日:2018年11月15日 1ショット:1600円

1990年代後半に流通していたと思われるオフィ
シャルボトルです。現行ラベルと比べると非常
に素朴なデザインですね。
時分がバーの世界に入った時はちょうどこのラ
ベルが出回っていた頃で、当時お気に入りボト
ルの一つでした。
焦がしたカラメルのような甘さと麦、そして強
くはないがはっきりとしたピートのニュアンス
を感じます。
シロップの様な甘みの強いアタックの後、熟成
シェリーを思わせる甘苦さが広がり、中盤から
はドライで麦。シェリー樽もそれなりに使われ
ているのかな?という印象でした。
個人的な記憶では、もう少し軽やかでソフトな
イメージだったので驚かされました。
なかなか他の蒸留所では見かけない個性かもし
れませんね。


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Hennessy V.S.O.P Fine Champagne(1980's) 700ml,40%

2018年11月14日 | B-ブランデー

「ヘネシーV.S.O.P
 フィーヌ・シャンパーニュ(特級)」
 700ml,40%
 開栓日:2018年11月7日 1ショット:2000円

引取先:ヘネシー・ジャポン株式会社
総代理店:ジャーディン・マセソン・アンド
カンパニー(ジャパン)・リミテッド
で住所が西新橋一丁目3番12号日石本館となっ
ています。
84-85年の銘酒辞典ではジャーディンの住所が
ハリファックス御成門ビルになっているので、
1980年代初頭、もしくは1970年代の流通では
ないかと思われます。

少し前に同時期のスリースターを開封しました
が、スリースターがドライレーズン様の明確な
甘みが印象的だったのに対し、V.S.O.Pはより
繊細な白ブドウ系の香りと華やかさ、複雑さな
どが感じられ、芳醇な甘みは後からやってきま
す。
やはり熟成の長い原酒を使用しているのだろう
な、と感じることが出来ました。
最近コニャック古酒の扱いを増やしていますが
、銘柄問わず良い物が多いです!
特にシガーとの相性は抜群ですので、是非お楽
しみ下さい。


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Longrow 14YEARS SHERRY CASK MATURED(bottled in 2018) 700ml,57.8%

2018年11月08日 | ロングロウ

「ロングロウ14年
 ・シェリーカスク(2003年9月/2018年7月)」

700ml、57.8%
開栓日:2018年11月5日 1ショット:1600円

なんとか1本入手出来ました!
このロングロウは良かったです♪

リフィル・オロロソ・シェリーカスクで熟成さ
れていてアウトターンは9000本。日本には600
本が入荷したとのことです。
ロングロウらしい磯の香りとシェリーの香り
(ゴムや紹興酒のギリギリ1歩手前位の)が混ざり
合い、思わずにやついてしまいます。
アタックは一瞬ドライフルーツの甘みを感じま
すが、そこから急速に煙感が口中に広がり、舌
にもドライな刺激が伝わっていきます。
後半はタンニンやシェリーのフレーヴァーも主
張しつつスモーキーな余韻に包まれます。

リリースも少なく人気が高いのでお早目に!!


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CHATEAU PAULET / NAPOLEON 700ml,40%

2018年11月02日 | B-ブランデー
「シャトー・ポーレ
  /ナポレオン(特級表記)」
 700ml、40%
 開栓日:2018年10月10日 1ショット:1400円

1848年に設立された老舗生産者で、長期熟成に
よる高品質なコニャックは高い評価を得てきま
した。
銘酒辞典によれば、フランス大統領官邸のエリ
ゼ宮やスペイン王族の間で賓客の接待用に使用
されていたようです。
個人的にはポーレ・ボルドリを飲んで感動した
経験はあったのですが、その他のレンジを試す
のは今回が初めてでした。

スミレを思わせるフローラルな香りと古酒の枯
れた感じがあり、甘さよりはドライさが目立つ
香りです。
アタックは水飴やシロップの甘みで中盤からは
どっしりとしたドライレーズン感とタンニン。
フィニッシュもややドライめで口の中に渋みを
残しつつ消えていく。

ボルドリの記憶からくる期待値が高かったせい
か、飲んでみて少し拍子抜けしたというか、も
ス少し華やかさや優雅さを感じたかったな、と
思いました。
ただ、今回はリーズナブルに入手出来たので、
コニャック古酒の入り口としてはありかな、と
も思います。
 

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