（アートワーク）／グレンロセス23年（1996-2020）」
70cl,49.4% 開栓日:2021年10月14日
バークロスでの1ショット価格:3,000円
樽の種類はホグスヘッド。
オールドキャッスルズへの入荷は２本のみ！
【店主のテイスティングコメント】
薄い黄桃のような色合いで、淡く透き通るよ
う。
優しくフルーティな香りとウェハースのよう
な麦の香りが程よく調和していて非常に心地
良く期待感を煽ります。桃やリンゴ、洋梨に
加えてバニラやカスタード、シナモンなどを
感じます。
開けたてのテイスティングですが、アルコー
ル感は強く無く、口の中に優しくすっと入っ
てきます。熟れた黄桃やフルーツのシロップ
の甘味、蜂蜜をかけた焼きたてのパンケーキ
など、身体が喜ぶ要素しか見当たらない感じ
です。後半はややドライな部分も出てきます
が全くネガティブではなく、軽やかながらも
長い余韻が続きます。
最近の１０年前後のグレンロセスに感じる事
が多かった芋焼酎の様なニュアンスは全く感
じず、久しぶりにただただ旨いと思ったグレ
ンロセスでした。
「デュワー・ラトレー/ グレンロセス10年
(2006年5月22日/2016年9月13日) スリーリバーズ向け」
開栓日：2017年2月24日 ワンショット価格：1,400円
お馴染みスリーリバーズさん向けのシングルカスク。
超濃厚どシェリーのロセスです。その色合いが放つ誘惑に勝てるでしょうか。
度数がまた高い！！63，8％です。
開けたてはさすがにアルコールの刺激が香り味ともに強烈でしたが、意外にも
硫黄やゴムなどのネガティブな要素はあまり感じませんでした。
3週間以上経った現在でも香りは刺すような刺激が強いですが、味わいとしては
カカオやドライフルーツなどの甘みが主で、良質なシェリーバットであることが窺
えます。本当は数か月放置しておきたいところですが、現在残量は半分程。
シェリー樽好きの方は見かけたら一飲の価値ありです！
「カミュ・オルダージュ ラ・グランド・マルク」
開栓日：2016年1月28日 ワンショット価格：1,800円
ラ・グランド・マルクとは"偉大なる商標”の意味で、創業者の
ジャン・バチスト・カミュが1863年に同業者と立ち上げた団体名です。
その後同氏が権利を買い取り独自のブランドとして立ち上げました。
このボトルは1980年代に流通していたと思われるもので、最低熟成
15年以上の原酒から構成されているとされています。
特筆すべきはそのエレガントな香り。繊細でフローラル、熟したブドウの
果実の絵が浮かんできそうな良質で豊潤なアロマがそこにあります。
口にしてみると香りから想像したよりはライトでドライな仕上がりでやや
拍子抜けますが、その香りだけでしばらくの間酔いしれたいと思わせます！
「キングスバリー/グレンロセス11年(2004)」
開栓日：2016年2月15日 ワンショット価格：1,600円
久々に良質シェリー樽のグレンロセスに出逢いました！
カスクナンバー11519番のシェリーパンチョンから588本
をボトリング。
非常に濃厚でカカオやミルクチョコレートを連想させる香り。
味わいもシェリー、チョコレートがけのウェハースなどの甘さ
とタンニンを感じるどっしりと重厚なフレーヴァー。
度数の高さはやや感じますが、若い割に熟成感もあり、大変
よく出来たグレンロセスだと感じました！
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