JACK'S PIRATE WHISKY8YEARS 700ml,55.3%

日本代表勝利ならず。

残念でした

でもよく頑張りましたよね。

正直決勝トーナメントまでいけると思っていなかったですし。。。

最後まで戦い抜いた選手たちの健闘をたたえたいと思います

 

さて、本日は沈みがちな気持ちを晴らしてくれるような痛快なモルトをご紹介いたします。

 

「ジャックス・パイレーツ・ウイスキー８年」　　700ml、55.3％　　

 

こちらはドイツのボトラー「ジャック・ウィーバーズ」が手掛けるシリーズで、確かこのボトルが

第一弾だったのではないかと記憶しております。

ヴァッテッド・アイラ・モルトということで蒸留所名は記載されていませんが、裏ラベルにはそ

のヒントが書かれていて「Carl Isla」と「Lee Frog」となっておりますので、恐らく「カリラ」と

「ラフロイグ」のヴァッテッドだと思われます。

ちなみにこのシリーズは現在でもリリースが続いていますが、最新版は「The Big Fight」の

サブタイトルがついていて、中身もヴァッテドではなくラガヴーリンとなっています。

 

色合いは薄いゴールドカラー。

アタックからヨード臭、スモーク、タールなど典型的な

アイラモルトの香りです。嗅ぎ始めはカリラ、そして後

半はラフロイグっぽさが出てくるような印象でしょうか？

やや時間をおいて空気と馴染ませると薬品が一層協

調されます。

飲み始め、ほんの一瞬麦芽の甘みを感じますが、すぐ

に強烈ないわゆる正露丸の味わいが広がります（笑）

５０％を超える度数の高さはそれほど気になりませんが、

いかにも” アイラ ”といった味わいですので好きな方には

ピッタリとツボにはまる一本だと思います。

 

残りはボトルの3分の1を切っていますのでアイラファンの方はお早めにどうぞ！！

 

開栓日：２０１０年４月２７日

ワンショット価格：１，２００円

WILD TURKEY 12yeras Old Label 750ml,50.5%

本日はいよいよワールドカップ＜日本 ｖｓ パラグアイ＞戦です！

ここまで来たら是非いけるところまで行ってほしいものです

パラグアイって国旗のデザインが表と裏で異なる唯一の国なんですってね。

無用な豆知識ですけど。。。

 

そんな本日は珍しくバーボンをご紹介させて頂きます。

 

「ワイルドターキー１２年・旧ラベル」　　750ｍｌ、50.5％

 

なぜ今日このボトルかといいますと、ラベルのターキー（七面鳥）に注目して下さい。

そうです。前を向いているんです。現行のターキーは横を向いているのですが、この

頃（2000年あたりまで）は前向きなんですねぇ。

今日のパラグアイ戦もこのターキーのように常に前向きで頑張ってほしい、との思い

でこちらをチョイスしてみました

 

シングルモルトと較べると、バーボンは樽の内側を

焦がしているだけあって12年でもかなり濃いめの

色調です。

バーボン特有の甘く芳醇な香りが漂い、ほのかに

酸も感じますがゴム臭さはほとんどありません。

口に含むと非常にリッチで重厚なボディが楽しめ

ます。穏やかな酸と小麦のようなフレーバーも見

え隠れし長い余韻へと続いていきます。

味わいは香りほど甘くはなく、ドライな印象でした。

バーボンを飲む機会はあまり多くありませんが、

ターキーの8年や現行の12年と較べると非常に

骨格のしっかりとした味わいだと感じました。

８時間後、勝利の美酒として再びこのお酒を味わいたいものです！

 

開栓日：２０１０年５月６日

ワンショット価格：１，４００円

DISTILLERY COLLECTION CLYNELISH27YEARS(1982/2009) 700ml,53.4%

本日はこの季節のじとーっとした空気を忘れさせてくれる、華やかな長熟モルトをご紹介します。

 

「ディスティラリー・コレクション　クライヌリッシュ27年（1982/2009）」　700ml、53.4％

 

こちらのブログでも何度かご紹介しているスコッチモルト販売さんのオリジナルシリーズ。

看板商品だけあってどのボトルもクオリティが高いのですが、こちらは特に当たりでした！

 

30年近い熟成ですが色合いはそれほど濃くはなく飴色。

アタックの香りからかなり癒されます。

春に咲く花のような香りと乳酸系の甘い香り、そしてアプ

リコットやオレンジピールなどフルーツの香りが爽やかな

風のように押し寄せてきます。

口に含んだ印象も香りのまんま！

最初はフルーツケーキのようなややコクのある甘みがあ

り、中盤でフルーツヨーグルト、そして柑橘系のドライフル

ーツのフィニッシュへとつながっていきます。

度数の高さを感じさせず、香りと味わいのバランスも取れ

た秀逸なボトルです！　

 

開栓日：２０１０年４月３０日

ワンショット価格：１，８００円

BenRiach12YEARS SHERRY WOOD

本日は最近評価急上昇中のこちらの蒸留所をご紹介致します。

 

「ベンリアック12年・シェリーウッド」　　700ml、46％

 

ベンリアック蒸留所は創業1898年と、スペイサイドに古くからある蒸留所で、銘酒ロングモーンと

隣接した位置にあります。

しかしながらそのほとんどがシーバスリーガルなどのブレンド用に出荷されており、オフィシャル

ボトルがリリースされたのは1994年からと比較的最近なため知名度は非常に低いウイスキーで

した。

（↑当時のオフィシャルボトルは字がいっぱい書いてる新聞の記事みたいなやつでしたね）

2004年に現マネージング・ディレクターのビリー・ウォーカー氏がシーバス・グループより蒸留所

を買収してからは、ラベルを現在のタイプに一新しへヴィーピートのキュリオシタスや様々なウッ

ドフィニッシュ、長熟ものなどを積極的にリリースしています。

また新生ベンリアック・ディスティラーズは2008年にグレンドロナック蒸留所も買収していますが、

そちらの15年・リヴァイバルもかなりの高評価を得ています。

（↑これは私も個人的に大好きで、当店でも先日1本目が空きました！）

 

そして最近リリースされたこの12年・シェリーウッドは各所で非常に評判が高く、一部ではあの

マッカラン１２年を超えるとの声まで聞こえています。

それでは早速味わってみましょう！

色合いは非常に濃厚でしかし明るさを含んだ赤銅色。

シェリー樽の影響を多分に受けていることを予感させます。

確かに香りは非常に良いです！

甘く、やや酸を含んだシェリー樽由来の香りにメープルシ

ロップやコニャックの要素も溶け込んでいます。

口に含むと最初は干しブドウやカラメルですが、中盤からは

しっかりと麦芽感も出てきます。フィニッシュにかけてはやや

タニックな感じもあり、良質なシェリー樽熟成のモルトです。

マッカランの方がより甘みが強く、度数が40％と低いことも

あってソフトでスムースな印象を受けます。

ベンリアックの方が通好みの味わいなのかもしれません。

今後の展開が楽しみな蒸留所ですね。

 

開栓日：２０１０年６月２６日

ワンショット価格：８００円

水出しアイスコーヒー始めました！

いやー、日本勝ちましたね～♪

普段サッカーを見る機会なんてほとんど無いのですが、

昨日は仕事が終わって帰宅するとちょうどキックオフの時間！

近所の先輩の店に行って観戦しておりました！

まさか３点もとるとは

おかげさまで朝起きたら遅刻ギリギリの時間でした

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

さてさてそれはさておき、今日も暑いですね。

梅雨明けはまだまだ先ですが気分と気温はもう夏です

そこで夏季限定で「水出しアイスコーヒー」を本日より始めました。

一滴ずつ落とす本格的なドリッパーではなく、

ハリオのポット型のやつで８時間かけて抽出しております。

あまり量が作れないので当面一日５杯だけとなってしまいますが、

１杯６００円にてご提供させて頂きます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

コーヒーだけでのご利用もOKです。

１６時からオープンしておりますのでお気軽にどうぞ。

CERTIC CROSS GLENLIVET1975/2010 700ml,46%

本日深夜はいよいよデンマーク戦ですね。

一次リーグ突破なるか！？

頑張れ日本★

 

さて、本日ご紹介するのはスコッチモルト販売さんのオリジナルシリーズ「ケルティック・クロス」

よりグレンリヴェットの超長期熟成品です。

 

「ケルティック・クロス／グレンリヴェット１９７５／２０１０」　　７００ｍｌ、４６％

 

色調はやや深めの赤褐色。

非常にクリーミーで柔らかな香りが期待感を煽ります。

バニラや洋菓子ハチミツ、ほんのりとウェハースのニュ

アンスも感じられます。

スッと優しく入ってきて、舌の先から奥へ、そして頬の

内側へとゆっくりと味わいが広がっていくのが分かりま

す。鼻に抜けていくラストでは微かに熟した黄色い果実

のフルーティーさも感じられ、余韻も柔らかくじっくりと広

がっていきます。

３０年を超える熟成ながら樽に負けることなく、その優雅

な個性を存分に発揮していると思います。

 

開栓日：２０１０年５月２６日

ワンショット価格：１，８００円

Clydesdale LINKWOOD19Years(1989/2009) 700ml,53.5%

土曜日に風邪かな？と思っていたのですが1日ですぐ治り油断していたら、

昨日から喉がやられていて昨日今日と超ハスキーヴォイスです

昨日ご来店くださいました皆様、そして今日お越し下さる皆様、私の声が

非常に聞き取りづらくご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません。

決して酒焼けではありませんよ、本当に・・・

 

さて、気を取り直して本日ご紹介するのはこちら！

 

「クライズデール／リンクウッド19年（1989年4月／2009年3月）」　　700ml、53.5％

 

クライズデールはブラッカダー社が手掛けるもう一つのシリーズで、厳選した一つの樽から、

カラメル着色や冷却ろ過をせずにボトリングしています。

以前はトール瓶でしたが、2000年代半ばあたりにパッケージが一新され現在のスタイルに

なっています。

 

色調は19年にしてはやや薄めのゴールドです。

開封当初はリンクウッドの華やかさよりもアルコールの強さ

が際立っていたのですが、1ヶ月程たってかなり状態がよく

なってきました♪

華やかで繊細、フローラルな香りは花と動物シリーズのリン

クウッドに通じるところがあります。

味わいはややオイリーでボリューム感があり、19年とはいえ

まだまだパワフルです。乳酸系のミルキーなニュアンスもあ

りますが、後半はしっかりと麦芽がでてきます。

加水してもバランスは崩れず、むしろ多少加水した方がより

愉しめるのかもしれません。ボトリング数２０９本。

 

開栓日：２０１０年５月１７日

ワンショット価格：１，４００円

◇ Special Price Malt Whisky ◇

本日は新しい企画のご案内です！

毎月第３木・金・土は、2,000円以上のモルトを半額でご提供する

『スペシャル・ウイークエンド』を開催しておりますが、それとは別に

「普段はちょっと手が出しづらい高価なモルトウイスキーをリーズナブルに提供する」という趣旨で

＜スペシャル・プライス・モルトウイスキー＞をご用意致しました。第一弾となる今回はこちら ↓

 

「ロイヤルロッホナガー・セレクテッドリザーヴ・旧ラベル（正規品）」 　750ml，43％

 

ロッホナガーは頭に” ロイヤル ”を名乗ることを許された数少ない蒸留所のうちの一つで、

蒸留釜は２基しかなく、ハイランドで最も小さな蒸留所の一つとして知られています。

ちなみにロイヤルを名乗ることができるようになったきっかけは、蒸留所創業から３年後の

１８４８年、ヴィクトリア女王一家の突然の蒸留所訪問だったそうです。

 

ロッホナガーはオフィシャルボトルとして１２年物とこのセレクテッドリザーヴをリリースして

いますが、最近はともにラベルがリニューアルされて個人的には大変残念な思いでおりま

す。今回のボトルはラベル変更前の旧ラベルで、輸入元MHD ディアジオモエヘネシーの

日本向け正規品です。

ファーストフィルのシェリー樽原酒を５０％使用したロイヤルの名に恥じない至高の逸品！

 

昨日早速開封されましたのでテイスティングをしてみました。

色合いはマホガニーに近い濃褐色。いい色してます。

アタックの香りはナッティ、レーズン、カラメル、そして麦芽と

シェリー樽の特徴がバランスよく出ています。

口に含むとバターのように濃厚で厚みのあるボディに、熟成

シェリーの甘み、酸味、そして麦芽の風味が一体となって

溶け込んでいるのが感じられ、優しくも力強い余韻へとつ

ながっていきます。　　　　　　

 

当店通常3,600円ですが．．．

現品限りのスペシャルプライス！　ワンショット１，６００円

開栓日：２０１０年６月２１日

 

JAMESON18YEARS

土曜日に久々にアイリッシュ・ウイスキーが口開けとなりましたのでご紹介させて頂きます。

 

「ジェムソン１８年」　　700ml、40％

 

日本でアイリッシュウイスキーと言えば、「ジェムソン」・「ブッシュミルズ」・「タラモア・デュー」が

ビッグ３といってもよいでしょう。最近は「カネマラ」も知名度が上がってきてますかね。

その中でもジェムソンは特に人気が高く、ペルノ・リカール・グループの看板商品となっています。

アイリッシュとしては異例の長期熟成となるこの18年ものがリリースされたのは2003年のこと。

マスターブレンダーが自ら選び抜いたシェリー樽で最低18年間熟成した後、バーボン樽で仕上げ

熟成を行っているとの触れ込みでした。

私が入手したのは2005年頃のことだったかと記憶しております。

 

シェリー樽主体だけあって深みのある褐色の色調です。

香りは極めてフルーティーで華やか！

ノンピートで３回蒸留というアイリッシュ・ウイスキーの特徴

の良さが非常に分かりやすく感じ取れます。

バニラやミルクキャラメルなど濃厚な香りとパパイヤやアプリ

コット、レーズンなど様々なフルーツの香りが混じり合ってい

ます。飲み口も極めてスムース。舌の先から喉の奥まで終

始なめらかに滑りおりていきます。

加水してもその個性はあまり崩れることがありませんでした。

長熟のシングルモルトと較べても全く見劣りしない、上質な

アイリッシュウイスキーです。価格もリーズナブルですし、是非

一度お試しください。

 

開栓日：２０１０年６月１９日

ワンショット価格：１，２００円

Old Malt Cask PORTELLEN21Years(1983/2004) THE FINAL VINTAGE 700ml,56.1%

今日はサーカー・ワールドカップ、日本ｖｓオランダ戦ですね！

あと3時間でキックオフ！

そんな最中、バークロスではひっそりと”Special Weekend”最終日を迎えております・・・。

 

さて、本日ご紹介するのは一昨日開封されたばかりのポートエレンです。

 

「DL・OMC／ポートエレン21年（1983/2004）・ザ・ファイナル・ヴィンテージ」　700ml、56.1％

 

オールド・モルト・カスクはダグラス・レイン社の代表的なシリーズで、様々なヴァリエーションの

ボトルがリリースされています。ポートエレンも色々なバージョンがリリースされてきましたが、

こちらは蒸留所が閉鎖された1983年に蒸留された貴重なストックを瓶詰めしたもの。

  

色合いは程よいゴールドカラー。

アタックの香りからタール、スモーク、潮風とアイラ

モルトの特徴がぐんぐん押し寄せてきます。

口に含んでも暴力的に強烈！！

一瞬甘みは感じるのですが、すぐにヨードやスモー

キーフレーバーが前面に出て、胡椒などスパイシー

な要素と絡まり爆発するようです。アルコール度数

以上に強く感じたのは、自分が少々風邪気味だった

せいもあるのでしょうか？

オフィシャルの1stリリースとはまた違った個性を見せ

てくれました。

 

 

開栓日：２０１０年６月１７日

ワンショット価格：３，０００円（今日なら１，５００円）