年末年始の営業については、下記の通りとなります。
12月30日(金) 18:00～0:00
12月31日(土)
～ 休業日
1月 5日(木)
1月 6日(金) 18:00～2:00(通常営業再開)
本年は格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございました。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
「イエーガーマイスター(1990年代流通品)」
開栓日：2016年12月26日 ワンショット価格：1,200円
ラベルのデザインは現行品と大差ありませんが、どことなく
雰囲気のあるボトルです。
香りは現行品よりも根っこ系の苦さが強く感じられます。
また液体の粘性もやや高いように思います。
味わいも香り同様やや苦味が強くフィニッシュのべたつき感
も穏やかです。
冷やさず常温でも十分にお楽しみいただける味わいです。
「スプリングバンク8年(1980年代流通)」
2016年12月24日 ワンショット価格2,400円
特級表記。輸入元が木下商事株式会社の正規品で、
1980年代後半に流通していたオフィシャルボトルです。
ほのかに磯っぽさを纏った砂糖菓子のような甘い香り。
口にすると甘さとともに穏やかなピートや麦芽感、そして
塩気を伴ったフィニッシュと、若いながらもスプリングバンク
の個性が十分に表現されています。
「ノッカンドゥ18年(1990)」
開栓日：2016年12月22日 ワンショット価格：1600円
ちょっと前のオフィシャル18年です。熟成にはシェリー樽を使用。
香ばしい麦の香りとシェリー樽由来のナッティな甘み、そしてやや
ひね感のあるカラメルや蜜。
口当たりはぬめっとしたやや重ための印象で黒糖系の甘みがあり、
中盤からはノッカンドゥらしいしっかりとした麦芽感が伝わってきます。
色、味わいからしてシェリー樽といっても恐らくリフィルなのでしょう。
強すぎない主張が心地よい、そんなモルトウイスキーです。
「ラムネーション・バルバドス(1995/2008)」
開栓日2016年12月16日 ワンショット価格：1,600円
バルバドス島はラム発祥の地とも言われており、マウントゲイ
やフォースクエアなどの蒸留所がありますが、このボトルに関
して樽の供給元は分かりません。
焦がしたカラメルやリコリス、ドライプルーンなどの複雑な香り。
アタックでドライフルーツなどの甘みを感じるものの、錆びた鉄
を思わせるような刺激的でドライな個性も持っています。
色がかなり濃いので、もっと重厚でパンチの効いた味わいを
想像していましたが、意外とライトな印象を受けました。
「ヘイグ・ゴールドラベル(1990年代流通)」
開栓日：2016年12月17日 ワンショット価格：1,000円
輸入元がユナイテッド・ディスティラリーズ・ジャパン株式会社
時代のもので、1990年代半ばから後半にかけての流通と
思われます。
1997年の銘酒辞典ではグレンロッシーやマノックモアがメイン
と記載されています。
ややシェリーがかったクリーミーで甘い味わいは非常に軽快で
飲みやすく、価格がリーズナブルだったこともあり、水割りや
ソーダ割でどんどん出していたら既に残量半分以下です！
ご興味のある方はお早めにどうぞ。
「GM・ジョージ＆J.Gスミス
グレンリヴェット21年（2011年詰）」
開栓日：2016年12月9日 ワンショット価格：2,200円
モルトファンにはお馴染み、通称ライオンリヴェット・シリーズの
長熟ものです。最近はめっきり見かけなくなりました。
非常に安心感のある味わいで、ドライフルーツやバター、シェリー
などの香りとウエハースやシリアルを思わせる麦芽の香りが上手
く調和しています。
加水タイプのため口当たりはソフトですが、クリーミーな甘さと麦芽
の旨み、そしてドライレーズンの甘さが心地良く、存在感のある味
わいです。
「カトン・ナポレオン（特級表記）」
開栓日：2016年12月9日 ワンショット価格：1,000円
コニャックでもアルマニャックでもなく、フレンチブランデーの
オールドボトルです。輸入元兼松江商株式会社で、1980年
代の流通と思われます。
製造元はジェマルコ社という会社で、コニャック地方周辺で
収穫されたブドウを連続式蒸留器で蒸留しています。
フレンチブランデー特有の、微かに乳酸を感じる甘い芳香。
プルーンや砂糖漬けのブドウ、最後にはやや火を加えた
カラメルなどの甘みがあります。
コニャックほど繊細な味わいでは無いものの、古酒感はしっか
りと出ています。
リーズナブルなので、古酒に興味のある方は是非お試しを！
「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ
31.33(ジュラ)27年（1988年9月27日蒸留)」
開栓日：2016年12月7日 ワンショット価格：2,800円
樽の種類はリフィル・バーボン・ホグスヘッド。
アウトターン174本。今や貴重な1980年代蒸留の樽です。
乾いた草、ハーブ、ハチミツ、そして潮風の香り。
口当たりはシロップの甘みやクリーミーさも感じますが、
そこに海藻やピート、スモーク、タールなどが入り混じって
いて、一言では言い表せない複雑な味わいです。
分かりやすくはありませんが、これはこれで癖になりそう！、
「グレンゴイン21年」
開栓日：2016年12月5日 ワンショット価格：1,800円
非常に秀逸なオフィシャル長熟ボトルです。
ナッティでダークチョコやチョコレートケーキ、ドライレーズン、シナモン
など、典型的なシェリー樽熟成モルトの香りを持っています。
濃厚な色合いと香りの割に、口当たりはソフトで重すぎず、ドライフルーツ
や煮詰めたアプリコット、リンゴのコンポートの甘みとビターチョコ、シナモン
などの穏やかな苦味、タンニンを伴ったフィニッシュ。
20年オーバーのモルトとしてはコストパフォーマンスも良く、定番として
置いておきたい1本となりました。
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