年内は12月30日(火)まで通常営業
新年は 1月 5日(月)から営業開始致します。
「ザ・ミルロイ・セレクション/スプリングバンク30年」
開栓日:2014年12月20日 ワンショット価格:4,000円
※2014年12月30日(土)までクリスマスプレゼント特価 ☆¥3,000☆
ウイスキー業界の重鎮ミルロイ氏が手掛けるシリーズより、貴重な
スプリングバンクが入荷しました。
ヴィンテージ表記はありませんが、巷では1999年ボトリングと言わ
れています。逆算すると蒸留は1960年代!!
カスクストレングスではなく、あえての加水調整50%はそれが最良
と思うからこそでしょう。ゴールデン・ストレングスという表記にもその
自信が表れているようです。
「スリーリバース・オリジナル
ポートエレン29年(1982年9月2日/2012年1月30日)」
開栓日:2014年12月18日 ワンショット価格:4,000円
スリーリバースさんオリジナルラベルのポートエレンです。バーボン樽から150本のみ
のリリース。このシリーズは味わいの特徴をラベルに表現しているのですが、こちらの
ボトルは珈琲豆。フィニッシュのビター感を表しているようです。
蒸留所の閉鎖から30年以上が経ち、いよいよ樽のストックが尽きてきたのか、最近の
ポートエレンの価格は骨董品レベルとなっておりなかなか手が出ない状況です。
こちらのボトルも前回開封時よりはかなり高騰してしまいましたが、当店でもポートエレン
をこの価格帯でご提供出来るのは恐らく最後です。ご興味のある方は是非!!
強い海藻の香りに柑橘系の爽やかさ、そして消毒液とアイラモルトらしい個性ですが、
アルコール感は意外にも穏やかです。
一瞬のキャンディのような甘さの後、ヨード系の激しいスモーキーフレーバーが広がり、
香り同様の柑橘系の爽やかさと、苦みを伴ったフィニッシュへとつながっていきます。
余韻は非常に長いです。幻としてしまうのはあまりに惜しい蒸留所です・・・。
「ザ・ライフ
トマーティン34年(1976年12月/2011年11月)」
開栓日:2014年12月18日 ワンショット価格:3,200円
スリーリバースの代表的シリーズ「ザ・ライフ」のデッドストックを開封しました!
昨今のウイスキー市場の高騰により、リリース当初よりかなりお高くなって
しまいましたが、このボトルを飲める機会もこの先そう多くはないでしょう。
1年の締めくくりに相応しい1本と言えるのではないでしょうか。
カスクナンバー14番のリフィル・シェリー・バット樽から303本がボトリング。
色調は濃いめですが、34年という年数を考えると程良いブラウンカラー。
アタックは微かにウッディで、ショートブレッドやドライアプリコット、さらに奥には
熟れたパパイヤの香り。口に含むとハチミツとドライフルーツの甘さで始まり、
中盤からはめくるめく南国フルーツのフレーバー。それがシェリー樽由来の柔ら
かなタンニンと重なり合って至福の時をもたらしてくれます。さすがの一言!
「ウイスキー・エクスチェンジ
・オールド・ハイランド・モルト/クライヌリッシュ18年」
開栓日:2014年12月11日 ワンショット価格:1,800円
あのウイスキー・エクスチェンジから、最近のリリースでは珍しい良質な
シェリー樽熟成モルトが入荷しました。
ヴィンテージ表記はありませんが、2014年の詰めらしいので1995か1996
あたりではないでしょうか。
驚くべきはまずその色調です。最近は20年オーバーのシェリー樽でもここ
まで濃い色合いが出るモルトはなかなかありません。
香りはカラメルに干しブドウ、麦、そしてシェリー、と力強く濃厚です。
味わいも非常にボリューム感があり、シェリー、メープルシロップ、黒糖飴と
典型的なシェリー樽由来の個性が感じられます。
ここまで濃厚でありながら、サルファリーやゴム、強すぎるタンニンなどは出
ておらず、大変バランスに優れた仕上がりとなっています。
「ジャックス・パイレート・ウイスキー ~盗まれた船・パート6~」
開栓日:2014年12月11日 ワンショット価格:1,400円
ドイツのボトラー、ジャック・ウィーバーズのセカンドプロダクション
ジャンピング・ジャック・プロダクションが手掛ける人気シリーズの
最新作が入荷しました!
中身はアイラモルトですが、蒸留所名は明かされていません。
カスクナンバー637の樽から329本が瓶詰めされています。
アタックでは程良いピート香が鼻腔をくすぐり、その奥にはやや甘みを
伴った麦芽、そして穏やかな潮風が感じられます。
口に含むとかなりニューポットよりなモルティさで、甘み、苦みが訪れた
後、舌の上に強烈なアルコールの存在感を示します。
前回リリース時にはラガと言われていましたが、果たして今回はどうで
しょう・・・。
「ゴードン&マックファイル
・コニサーズチョイス/マノックモア(1984/1994)」
開栓日:2014年12月6日 ワンショット価格:2,000円
こちらも激レア!コニサーズチョイスの旧ラベルです。ボトリングが今から
ちょうど20年前。このラベルの頃はキンクレイスなんかも普通にリリースさ
れていましたね。樽の種類は表記されていませんが、色合いや味わいから
シェリー樽主体ではないかと思われます。
最初はオールドブレンデッドによくあるひね香に似た香りがしますが、クリー
ミーな甘みと良質なシェリー樽のザクロにも似たやや酸を伴った甘い香りが
感じられます。ミルクキャラメルやメープルシロップ、煮詰めたリンゴの甘み
があり、口全体には穏やかなタンニン広がります。たった10年の熟成とは
思えぬ奥行きのある味わい。一飲の価値ありです。
「ゴードン&マックファイル・カスク
タムナヴーリン(1988年12月6日/1997年5月)」
開栓日:2014年12月6日 ワンショット価格:1,600円
今や懐かしい2世代前のお墓ラベルです!蒸留所はマイナーですが旨いです。
カスクナンバー4706~4709の4樽をヴァッティングし、ナチュラルカスクストレングス
で瓶詰め。瓶底に若干の澱が見受けられます。
いかにもシングルモルト、といった香りから始まります。ベースには挽いたばかりの大麦
を思わせるシリアルな香りがあり、そこにハーブのニュアンスも感じられます。
まずは麦芽の甘みがしっかりときて、その後シリアルなフレーバーが顔をだし、最後に
強いアルコール感が出てきて、ここでようやくこのモルトがカスクストレングスであった
ことに気づかされます。華やかさは無いものの、シングルモルトの原点を感じさせてくれ
る1本です。
「クルヴァジェ・ナポレオン(1980年代流通品)」
開栓日:2014年12月5日 ワンショット価格:1,800円
1980年代前半~半ばにかけて流通していたボトルです。
輸入元は宝永開発株式会社。この時代のボトルにしては珍しく、コルクが
健全な状態で保たれていました。
香りからして濃厚さが伝わってきます。上質なセミドライのレーズン香と、
微かなヨーグルトのニュアンス。
重厚で甘く、それでいてフィニッシュにかけては儚さも兼ね備えていて、
飲み干した後にもう1杯飲みたくなる、そんな上質なコニャックです。
「グレンモーレンジ
モルトマンズ・スペシャル・リザーブ」
開栓日:2014年12月6日 ワンショット価格:1,600円
1990年代後半に流通していたボトルで、ラベル表記はありませんが、
18年ものと言われています。信濃屋在籍時、2002年頃までは販売して
いたような記憶があります。
トール瓶の18年はシェリー樽由来の個性が強く出ている印象ですが、
こちらは恐らくバーボン樽で、麦芽感と甘みが強く出ています。
香りはシリアル感が強くドライですが、口に含むとアタックから糖化した
麦芽の甘みが口いっぱいに広がります。芯の強い麦芽感を、クリーミー
でミルキーなキャラメルやバニラといった甘みの要素で包み込んでいる
かのよう。グレンモーレンジらしい味わいと言えるのではないでしょうか。