今回入荷したジェームス・マッカーサーのオールドボトルをご紹介するのも本日で最後です。
「ジェームス・マッカーサー/グレンロッシー12年」 700ml,61.7%
グレンロッシーはヘイグやディンプルなどの原酒として使用されてきたスペイサイドの蒸溜所
です。創業は1876年。ジョン・ダフによって造られました。
現在でもディアジオ社の下でヘイグやディンプルの原酒として使用され続けています。
ダルユーイン同様60度オーバーですが、こちらの方が
かなり柔らかな印象を受けます。
口に含むと度数の高さはもちろん感じますが、味わいは
香り以上に甘く軽やかです。
トワイスアップにすると、スペイサイドと言うよりはハイラ
ンドの華やかなモルトウイスキーのように感じられました。
ストレートよりも少量の加水によって長所が伸びるタイプ
のウイスキーと言えるのではないでしょうか。
開栓日:2011年4月12日
ワンショット価格:1,400円
昨日に引き続きジェームス・マッカーサーのオールドボトルです!
「ジェームス・マッカーサー/ダルユーイン12年」 700ml,62.7%
ダルユーインは1991年に花と動物シリーズの16年ものがリリースされるまでは、
全てブレンデッドウイスキー用に出荷されていた、スペイサイドの蒸溜所です。
元々は1851年にウィリアム・マッケンジーが設立しましたが、1891年にタリスカー
蒸溜所と合併しダルユーイン・タリスカーディスティラーズの所有となりました。
時を経てDCL → UDV(現ディアジオ)と所有者が変わり、現在は主にジョニー・ウォ
ーカーの原酒として使用されています。
こちらの方が若干黄色が濃いでしょうか。
60度を超えているだけあって、アタックは溶剤
系のアルコール臭が鼻につきます。その奥に
隠れているのはビスケットやクッキー、フラワー
など。
口に含んでもアルコールの刺激がかなり強く
強烈なインパクトを感じます。
スペイサイドのモルトにしては塩っぽさやスモー
キーなニュアンスが強く、後半に甘みも感じるの
ですが意外な印象を受けました。
3カ月程してから改めて試してみたいモルトです。
開栓日:2011年4月12日
ワンショット価格:1,400円
久しぶりの更新となります本日は、
近くのスーパーで見つけたプチオールドボトルのご紹介です。
今日ご紹介するボトル以外にも2種類見つけたのでそちらは
追ってご紹介いたします。
「ジェームス・マッカーサー/ダフタウン12年」 700ml,59.6%
ジェームス・マッカーサーはエディンバラに本拠を置くインデペンデントボトラーで、
スコットランドのあまり知られていない蒸溜所のカスクストレングスのウイスキーを
もっと多くの人に知ってもらうことを大きな目的として、1982年に創業しました。
このボトルは今は無き「株式会社トーメン」輸入のもので、10数年前に流通してい
たものと推測されます。現行品とは違った無骨なラベルが懐かしい1本です。
ダフタウンはスペイサイドのダフタウンという町に位置する蒸溜所で、もともとは
アーサー・ベル&サンズ社の所有で、ブレンデッドウイスキー「ベル」の原酒として
使われてきました。
現在ではディアジオ系列となっています。
アタックの香りは経年変化による影響か、
少々ひねたニュアンスが強いですが、全体
的には穀物的な要素が強く麦の香りです。
60%にしてはアルコール感はあまり強くなく
、最初はシロップのような甘さから始まり、
その後麦汁を感じ、最後は爽やかな余韻を
残してゆっくりと消えていきます。
ボトリングから10年近くの時を経て、だいぶ
変化しているのかもしれません。
個人的には最近好きなタイプでちょっと強め
のスターターに選びたい1本です。
開栓日:2011年4月8日
ワンショット価格:1,400円
4月も気がつけばもう第3週。
満開だった東京の桜も半分以上が散ってしまいました。
ところで第3週の週末と言えばそう、
” スペシャル・ウイークエンド ”
です。
1ショット2,000円以上のシングルモルトウイスキーを
半額にてご提供致します。
対象アイテムは以下の通り。
そろそろ無くなりそうなボトルもございますのでお見逃しなく!
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PRV・ジョンミルロイ/ポートエレン1980/2006 通常3,000円 → 1,500円 残0.3
DL・OMC/ポートエレン・ザ・ファイナルヴィンテージ1983/2004 通常3,000円 → 1,500円 残0.2
アードベッグ・アリーナムビースト1990/2006 通常2,200円 → 1,100円 残0.2
ボウモア16年(1993)クイーン・オブ・アイラ by 信濃屋食品 通常2,600円 → 1,300円 残0.2
信濃屋チェスシリーズ/ラフロイグ1990/2008 通常2,000円 → 1,000円 残0.3
スプリングバンク12年・175周年記念ボトル 通常2,400円 → 1,200円 残0.6
SMSDC/グレンスコシア36年(1974/2010) 通常3,200円 → 1,600円 残0.3
オフィシャル・マッカラン18年(1990) 通常2,000円 → 1,000円 残0.1
ジャックウイーバーズ/モートラック1974 通常3,600円 → 1,800円 残0.8
リキッド・サン/グレンエルギン25年(1984/2009) 通常2,000円 → 1,000円 残0.3
モルトトリビューン/ダフタウン29年(1979/2009) 通常2,400円 → 1,200円 残0.3
ウイスキーエクスチェンジ/ダルユーイン27年(1982/2009) 通常2,200円 → 1,100円 残0.6
MMD・ミッション/グレンアギー1977/2004 通常3,000円 → 1,500円 残0.2
MMD・ミッション/グレンロッシー1975/2004 通常2,800円 → 1,400円 残0.3
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この機会に是非色々とお試しください!!
明日4月14日(木)~16日(土)は
ショット2,000円以上のシングルモルトウイスキーを半額でご提供する
スペシャル・ウイークエンドです!
そこで本日は、最近開封した長熟モルトをご紹介いたします。
「ジャック・ウイーバーズ
プレンズロウ・ポートフォリオ・コレクション/モートラック1974」 700ml,51.1%
ジャックウイーバーズはドイツの大御所ボトラーですが、このシリーズはその中でも
レアなシングルカスクをボトリングしているシリーズです。
蒸溜所や風景などの絵画で世界的に有名なアルフレッド・プレンズロウ(Alfred Prenzlow)
の絵をあしらったラベルが印象的です。
ラベルに表記はありませんが熟成は32年でボトル総数は120本。
少々値は張りますが、しっかりと楽しませてくれる味わいです。
よりはゴールド。
心地よい麦芽の香りとミルキーなキャンディ、マ
シュマロ!?砂糖漬けの果皮などのニュアンス
があります。
口当たりはソフトで甘みがありますが、中盤から
にわかにアルコールの強さが立ってきて、ウェハ
ースやオートケーキのような麦芽感がでてきます。
フィニッシュはジリジリとゆっくりと長く続きます。
際立って個性的、というわけではありませんが、
過度に樽を強調しがちな最近のボトルにはない、
モルトウイスキーらしさを感じる1杯でした。
開栓日:2011年4月8日
ワンショット価格:3,600円
ニッカウヰスキーはいくつかのご当地ウイスキーをリリースしています。
現在チャリティーボトルとしてご提供している『伊達』の他、『博多』、『千葉』、
そしてこの『横濱』です。
「ザ・横濱(ニッカ・オリジナル・ブレンデッド・ウイスキー)」 700ml,40%
横濱を愛し、ウイスキーをこよなく愛する人々が自慢できる横濱のウイスキー
があったら、との思いから「ハマのウイスキーを創る会」が企画し、ニッカウヰ
スキー株式会社が製造したのがこのボトルです。
ラベルに”BLENDED WHISKY”と表記があるものの、裏ラベルには
(横浜限定:モルト100%ウイスキー)
と記載があるので、余市蒸留所と宮城峡蒸溜所のモルト原酒のみを混ぜた
ヴァッテッドモルトウイスキーであるかと思われます。
味わいからすると宮城峡の柔らかなフレイバーが主体のように感じました。
今でもまだ横浜の酒販店では販売されているようですが、こちらのボトルは
2002、3年頃に購入したものなので、現行のボトルとは中身がちょっと違う
のかもしれません。
アタックでややピーティな香りを感じるものの、
段々とクリーミーでかつフルーティ、フローラル
な香りに変化していきます。
口当たりは非常に優しくソフト。
オレンジジャムのような爽やかさと甘さを併せ
持った味わいで、その上品な味わいは洗練さ
れたスペイサイドモルトのようです。
決して軽すぎず、重すぎず、バランスのとれた
ウイスキーです。
デキャンタボトルも格好良いですね。
開栓日:2011年3月26日
ワンショット価格:1,000円
いよいよ入荷致しました!
というか4月1日に既に入荷していたのですが、
ブログにアップするのが遅くなってしまいました(汗)
お陰様で当店は2011年4月27日(水)に開店1周年を迎えます。
それを記念して40本限定で詰めたのが今回のボトルです。
中身はスカイ島に唯一存在するあの蒸溜所。
そう、「タ栗鼠カー」です!!
ピーティ、スモーキーなフレーバーが強くでた味わいをお楽しみください!
強いヨード臭とスパイシーさ。焚火の炭。
スモーキーな口当たりと微かな甘み、そし
て塩っぽい後味のニュアンス。
12年ながらもしっかりとした熟成感と若々
しい力強さを兼ね備えた味わいです。
ワンショット価格 : 1,000円
ボトルキープ価格:12,000円
先月チャリティ・ボトルと募金箱で皆様よりお預かりいたしました
東日本大震災義援金を本日、日本赤十字社の口座に振り込みましたので
ご報告申し上げます。
ご協力くださいました皆様には改めて感謝申し上げます。
なお現在もチャリティは継続しておりますが、
3月中とは少し形を変えておりますのでご説明申し上げます。
「ニッカウヰスキー・伊達」をチャリティボトルとして
ご提供しておりますが価格は設定しておりません。
チャリティボトルに関してはハーフショットにてご提供
致しますので、代金として皆様のお気持ちを募金箱
にお入れください。
前回同様月末にて集計致しますが、振込先に関して
は日本赤十字社ではなく、新たな団体を検討している
ところでございます。
日本赤十字社の義捐金は被災者の方へ配分されるま
でにかなりの時間がかかるということですので、今後の
寄付に関しては皆様からお預かりした寄付金がより迅
速に被災者の方の力となるよう検討致します。
本日ご紹介するのもプチ・オールドボトルです。
「グレンフィディック・スペシャルリザーヴ」 700ml,40%
販売数量世界一でも知られるスペイサイドの有名蒸溜所、グレンフィディック。
現在の正規輸入代理店はサントリーさんですが、2000年12月以前まで長ら
くの間はメルシャンさんでした。
これはそのメルシャン輸入時代のものですが、1997年版の銘酒辞典では
「PURE MALT」表記となっていることから、1998年~サントリーさんに移る
2000年までの間に流通していたものと思われます。
現在は12年ものになっていますが、この当時は熟成年数表記が無く、8年
前後の熟成と言われていました。
特徴的な三角形の瓶も、現在はやや丸みを帯びていますがこの頃のボトル
は鋭角で微妙に持ちやすいです(笑)
アタックの香りはシリアル感が強くこのお酒が麦芽
から造られていることを感じさせてくれます。
現行品のフローラルで華やかな香りとは方向性が
違うように感じますね。
口に含むと非常にソフトでスムース。蜜のような甘さ
とミルクキャラメルのようなクリーミーさがあり、穀物
のしっかりとした味わいとともに軽快な余韻へと続き
ます。
やはりライトテイストモルトの王道ですね!
開栓日:2011年3月15日
ワンショット価格:1,200円