BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

Dewar's WhiteLabel & 12YEARS 700ml,40%

2010年09月30日 | W-ウイスキー(ブレンデッド、バーボン等)

9月もいよいよ最終日!

本日も、3日続けてのブレンデッドウイスキーのご紹介です。

 

「デュワーズ・ホワイトラベル &デュワーズ12年」  共に700ml、40%

 

先日「THE Whisky World vol.30」を読んでいて知ったのですが、デュワーズも

パッケージが大幅に変更されたんですね。

新しいボトルは昔の「スミノフ・シトラスツイスト」のボトルみたいに本体にねじれ

というかウェーブというか、それがデザインされていてウイスキーのボトルとして

はかなり斬新です。しかも歴史あるデュワーズで・・・。

 

Dewars 画像左がホワイトラベル。右側が12年です。

色合いはやはり12年の方が若干濃いですが

それほど大きな差はなく、ホワイトラベルはイ

エローより、12年がブラウンよりといったとこ

ろでしょうか。

ホワイトラベルは麦の香りが強く、それにハチ

ミツなども加わり香りからドライな感じ。それに

して12年 はドライフルーツやシェリー樽のニ

アンスがあり芳醇な印象です。

ホワイトラベルはライト&スムースな口あたりで

香りの印象よりもはるかにまろやか。フルーティ

ーな甘みもあり飲むほどにクリーミーです。

一方12年は軽くシェリー樽をかましたシングルモルトのよう。コクがあり、

ハチミツやべっこう飴、バニラのようなやや濃いめの甘みもあり印象的です。

こうして飲み比べるのは初めてでしたが、フレーバーにはかなり差があり、

また味わいもなかなかのものでブレンデッドも捨てたもんじゃないな、と思

ました。

 

開栓日:共に2010年8月27日

ワンショット価格:ホワイトラベル=600円、12年=700円


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ROYAL SALUTE 21YEARS 700ml,40%

2010年09月29日 | W-ウイスキー(ブレンデッド、バーボン等)

昨日に引き続き、本日もブレンデッドウイスキーをご紹介します。

今日のは現行品ですが・・・。

 

「ロイヤルサルート21年」  700ml、40%

 

言わずと知れた高級スコッチの代名詞的存在です!

このボトルは輸入元ペルノ・リカール・ジャパン株式会社の正規品。以前は

キリン・シーグラムがやってましたよね。

数十年前からボトルの基本的なデザインはほとんど変わっていません。

製造元はシーバス・ブラザーズ社で酒名は英国海軍が王室の特別行事の

際に打ち鳴らす王礼砲のことで、このウイスキーはエリザベス2世の戴冠式

を記念して1952年に発売されました。

メイン原酒はスペイサイドの銘酒ストラスアイラ。グレーンウイスキーも加わり

より一層スムースで滑らかな味わいに仕上がっています。

 

Royalsalute 色合いはやや濃いめの琥珀色。

焼きりんご、ハニー、シェリー、乾燥した麦

などの香りを感じます。

飲み口は柔らかくまろやか。ハチミツ系の

甘さがありますが、全般的には意外とドラ

イな味わい。適度に舌を刺激しながら麦芽

感をしっかりと感じるフィ ニッシュへと続い

ていきます。

 

開栓日:2010年7月31日

ワンショット価格:1,400円


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WHITE & MACKAY SPECIAL 750ml,43%

2010年09月28日 | W-ウイスキー(ブレンデッド、バーボン等)

本日昼間の雷雨は激しかったですね

普段は目覚ましでもなかなか起きない私もさすがに飛び起きました(笑)

でも今は雨も上がってすがすがしい感じ。

最近雨が多かったですから、しばらく晴天が続いてほしいですね。

 

さて本日は久々にブレンデッドのオールドボトルのご紹介です。

 

「ホワイト&マッカイ スペシャル(1990年代流通品)」 750ml、43%

 

ホワイト&マッカイ社といえば、2007年にインドのUBグループに買収された衝撃が

まだ記憶に新しい会社です。 元をたどれば1844年にグラスゴーで創業したアラン

&ポインター社がその起源ですが、それも今は昔・・・。ウイスキー業界も再編の荒

波に揉まれているのですね。

 

その買収に伴ってホワイト&マッカイのパッケージも大幅にリニューアルされました

が、今回のボトルは1990年代前半に流通していたと思われる明治屋輸入の正規

品です。1980年代は確かソニートレーディングが扱っていたかと思います。

 

「スペシャル」は熟成5年程度のもっともスタンダードなレンジですが、その味わい

やいかに!

 

Whyte_mackay_special 色合いは薄めで、茶色がかった未熟な黄桃

のよう。

アタックでくるのはグレーン由来か穀物系の

香り。ウェハースとか雷おこし!?意外とアル

コール臭も結構立ち上がってきます。

飲み口は非常にライト。バニラ、シナモン、レー

ズンなど甘さが目立ちます。

スタンダードなボトルらしくすいすい飲める印象

で、試しにロックにして飲んでみたら香り、味わ

いともによりハチミツのような甘さがでてきて美

味でした。

オールドボトルをロックにするのには抵抗がある

方も多いかとは思いますが、是非ロックでも楽しんでみて欲しいと思った1本です。

 

開栓日:2010年9月27日

ワンショット価格:1,400円


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The MACALLAN 18YEARS(1990)

2010年09月27日 | マッカラン

最近は毎日が寒いですねぇ。

秋を通り越して一気に冬へ突入してしまったかのようです。

寒い時にはシェリー樽系のモルトがなんとなく恋しくなるのは私だけでしょうか?

 

ということで、かなり久しぶりにテイスティングしてみました。

 

「マッカラン18年(1990)」  700ml、43%

 

ラベルが変更されてからそういえばまともに飲んだことが無かったかもしれません。

旧ラベルは1986年がラストヴィンテージでしたから、新ラベルに切り替わってから

すでにそれなりの年月が経っているんですね。

最新の18年はヴィンテージ表記が無いという話も聞きましたが、それはかなり残念

かつ寂しいことですね。今後のマッカランはどうなっていくのでしょうか・・・。

 

Macallan18y1990 色合いはやや濃いめの茶褐色。以前はもっと

濃厚な色合いだったように思いましたが・・・。

香りはナッティでカラメルやシェリー。

飲み口は非常にスムース。ダークラムに浸け

こんだレーズンのような甘みに、後半は焦がし

た砂糖のような苦さも加わります。

昔と較べてばかりいては良くないと思うのです

が、旧瓶を飲むともう少し麦芽感、シェリー樽感

が強くボディも厚く感じてしまいます。

マッカランに限らず、モルトの味わいは全体的に

ライトになっていく傾向なんでしょうかね。

決して不味いわけではなく良いモルトだと思いま

すが、以前からマッカランを飲み続けていた方々は別物と思って飲んだ方が

楽しめるかと思います。

 

開栓日:2010年6月2日

ワンショット価格:2,000円


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DUNCAN TAYLOR Rare Auld Collection LAPHROAIG13YEARS(1997/2010) 700ml,55.1%

2010年09月24日 | ラフロイグ

※明日9月25日(土)は誠に勝手ながら休業日とさせていただきます。 

 

※雑誌掲載記念キャンペーンは本日までとなっております。

  是非ご来店下さい。

 

「ダンカンテイラー・レアオールドコレクション

           /ラフロイグ13年(1997.7月/2010.7月)」 700ml,55.1%

 

人気のダンカンテイラー・レアオールドコレクションより、珍しく熟成若めの、

これまた珍しくラフロイグ蒸留所のボトルがリリースされました!

カスクナンバーは56512、ボトル総数271本です。

早速テイスティングしてみました♪

Dtlaphroaig13y色合いはやや薄めのゴールドカラー。

香りのアタックは木材をローストしたような

やや甘ったるいスモークで、このシリーズ

特有の柔らかさがあります。じっくり嗅いで

いるとバニラやキャラメルのようなニュアン

スも感じられます。

口当たりは丸みを帯びた甘みがありますが

中盤からはしっかりとスモーキーでフィニッ

シュにかけてだんだんとドライに仕上がって

いきます。

力強いスモーキーさを求めるとやや物足り

なく感じるかもしれませんが、甘みとスモー

クのバランスがとれていて個人的には好きな味わいですね。

 

開栓日:2010年9月18日

ワンショット価格:1,200円


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Bowmore Queen of Islay(1993/2010) Exclusive for Shinanoya 700ml,51.9%

2010年09月23日 | ボウモア

今日は雨も激しいですが久しぶりに雷が多発してますね

西武池袋線では落雷による瞬間的な停電があったそうで電車が10分ほど遅れてました。

気温もだいぶ下がり、ようやくいよいよ秋の到来となりそうですね。

 

本日は何かと話題の1993年蒸留のボウモアをご紹介いたします。

 

「ボウモア・クイーン・オブ・アイラ(1993/2010) 」 700ml,51.9%

 

1960年代蒸留のボウモアが持つトロピカルフレーバーは有名ですが、最近1993年蒸留

のボウモアがそれに近いフレーバーを持っているということで人気、価格ともに上昇して

います。ことの発端は「ゴールデンカスクの1993」あたりだったでしょうか?その後様々な

ボトラーからもリリースされましたが、有楽町のキャンベルタウンロッホさんが詰めたケー

デンヘッドの1993で一気に火がついた感があります。

このボトルは信濃屋食品さんのオリジナルボトルで、ラベルのモチーフはメアリー・スチュ

ワート女王。ほぼ同時期にドイツのウイスキー・エージェンシーからも1993年のボウモア

がリリースされていますが、価格はこちらの方がちょっと高めです。

1993年が人気が高いとはいえ、ちょっと高騰し過ぎかなと個人的には感じています。

 

Bowmore1993 色合いは薄く黄色がかったゴールド。

最初は想像していたよりもスモーキーな香りの方が強く

甘くトロピカルなニュアンスは微かに感じる程度。

しばらく時間をおくとようやくパパイア、マンゴーの香りが

開いてきます。

香りとは対照的にアタックは果実味に溢れていて、後半

はスモーキーさが強くなっていきます。

少量加水した方がトロピカルフレーバーが感じやすくなり

ました。

しかしやはり1960年代のボウモアとは別物ですね。

あまり期待をし過ぎず、あくまで現行のボウモアとして楽し

んだ方が良いかと思います。後は瓶内でどれだけ変化す

                 るかが楽しみですね。

 

開栓日:2010年9月16日

ワンショット価格:2,600円  ※明日9月24日(金)までは半額 → 1,300円


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Glenscoma PORT ELLEN22YEARS(1978/2000) 700ml,43%

2010年09月22日 | ポートエレン

昨日、今日と残暑がぶり返していますが、どうも今夜から雨が降り出し

一気に気温が下がるみたいです。温度差で体調を崩しやすい時期です

のでくれぐれもお気を付け下さい。

 

さて、本日ご紹介するのは雑誌にも掲載したこちらのボトルです!

 

「グレンスコマ/ポートエレン22年(1978.9月/2000.12月)」 700ml、43%

 

グレンスコマはドイツのボトラーで、スリーリバーズさんが積極的にひっぱる

ようになり今でこそ有名ですが、このボトルがリリースされた頃はボトラーの

数もまだまだ少なく、失礼ながら「えっ!?ドイツでモルトなんか飲んでるの?」

などと衝撃を受けたものでした。

裏のラベルを見るとテイスティングコメントが記載されており、

”John McDougall   Independent Whisky Consultant”と書かれています。

ジョン・マクドゥーガル氏といえば、スプリングバンクやラフロイグなどの蒸留所長

を務めた経験があるウイスキー業界の重鎮で、現在もウイスキーコンサルタント

として活躍している人物ですが、グレンスコマにも関わっていたんですね。

購入当時はこの件については全く気付いていませんでした。

 

Scomaportellen 熟成はオークウッドで388本のボトリング。

ほんのりと茶色がかったゴールドカラー。

アタックは穏やかにピーティで徐々にスモ

ーキーな香りが立ってきますが、前面に出

して強調するというよりは奥深くから控えめ

に顔を出す感じです。

アタックは柔らかく滑らかで甘みすら感じま

す。次第にキッパーのようにソルティかつス

モーキーな味わいが表れ、アタックで感じた

あまさと相まって素晴らしい余韻に浸らせて

くれます。個人的には、モルトを知り、どっぷ

りとはまり始めたあの頃を思い出させてくれ

る、非常に思い入れの深い1本です。

皆様にも是非味わっていただきたいと思います。

 

開栓日:2010年9月16日

ワンショット価格:3,000円  ※9月24日(金)までは半額 → 1,500円


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DAVIDOFF PRIMEROS MADURO

2010年09月21日 | 葉巻

シガーのニューアイテム限定入荷しました!

                                

「ダビドフ・プリメロス・マデューロ」 Davidoffprimerosmaduro_2  1本1,000円。

                        

ダビドフNo.2と同一のブレンドで、サイズを小さくした「プリメロス」

より、新たにマデューロタイプがリリースされました。

マイルドからミディアムボディのブレンドに、長い年月熟成された

マデューロラッパーを纏っています。

サイズは「ダビドフ1000」や「モンテクリスト・ジュニア」よりも更に

若干小さめで、ちょっと喫いたい時にピッタリのサイズです。

今回は限定6本のみの入荷です。 


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THE Whisky World vol.30 掲載記念キャンペーン!

2010年09月20日 | ニュース

先週末にもちらっとご紹介させていただきましたが、

9月18日(土)発売の「THE Whisky World vol.30」にて当店が掲載されました。

”東京・新店巡り”というコーナーです。(p46,47)

                     

そこで、雑誌掲載記念キャンペーンを開催することと致しました!

              

本日9月20日(月)~9月24日(金)の5日間、

                   

1.パイパー・エドシック・ブリュット    1グラス ¥1,000        Piperbrut

  ※あのマリリン・モンローも愛したというシャンパーニュを

   お気軽にグラスでお楽しみいただけます。

            

2.ワンショット¥1,500以上のシングルモルトウイスキー「半額」

  ※毎月恒例の「スペシャルウイークエンド」よりも対象アイテムが

    更に拡大されますので、この機会に是非色々とお楽しみ下さい♪

             

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

                         

☆今週の25日(土)はお休みとさせていただきます。


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The Malt Tribune DUFFTOWN29YEARS(1979/2010)  700ml、48.8%

2010年09月18日 | ダフタウン

本日発売の雑誌「THE Whisky World vol.30」にて当店が紹介されました

東京・新店巡りというコーナーで、p46.47の2ページも割いて掲載していただきました。

是非ご覧になってみて下さい。

店主Kozyの胡散臭い顔が公開されています(笑)

 

せっかくウイスキーの専門誌でご紹介いただいたので、来週はイベントウイークに

したいと思います。20日(月)のブログで詳細を紹介させて頂きますのでご期待下さい!

 

それでは本日は昨日開いたばかりのニューボトルを。

 

「ザ・モルト・トリビューン/ダフタウン29年(1979/2010.4)」 700ml,48.8%

 

このシリーズは埼玉県坂戸にあるインポーター「エイコーン」さんのオリジナル。

トリビューンの名の通り新聞紙面をイメージさせるラベルで、長期熟成にこだわって

樽を選定、ボトリングしています。現在第三弾までリリースされていますが、こちら

は第二弾。スペイサイドの銘酒ダフタウンです。

 

「ローマは7つの丘からなり、ダフタウンは7つのスティル(蒸留所)からなる」という

かつてダフタウンの町を形容するときに用いられていたフレーズが冒頭に記され、

ダフタウンの町で開廃業した9の蒸留所の創業年と蒸留所名、閉鎖年が書かれて

います。

町の蒸留所の数は一時期8つまで増えましたが、現在は閉鎖された蒸留所もあり、

創業を続けているのは6箇所となっています。

ダフタウン蒸留所の原酒はほとんどがベルなどのブレンド用に回されるので、シン

グルモルトとしてのリリースは数少なく、しかも30年近い長熟ものは珍しいです。

 

Dufftown29y1979 程よく色づいた、まさに琥珀色。

ドライフルーツやバター、マーマレードなど、甘く

クリーミーでいてフルーティーな香りです。

味わいもクリーミーで濃厚。キャラメルのような

ねっとりと舌に絡みつくような質感があり、それ

いて原料である麦芽のニュアンスをしっかり

感じさせてくれます。フィニッシュに向かうに

れ、麦芽感は強くなっていくように思います。

華美に流れ過ぎない、昔からのスコッチウイス

キーらしさを感じさせてくれる味わいで、少し

涼しくなってきたこれからの季節にピッタリの

モルトウイスキーです。

 

開栓日:2010年9月17日

ワンショット価格:2,400円  ※本日9月18日(土)は半額! → 1,200円


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