「トマーティン1987-2016」
700ml、51%
開栓日:2019年11月28日 1ショット:4,000円
トマーティン蒸留所はウイスキー不況の影響を受け
1985年に原酒の製造を停止していましたが、1987年
に製造を再開しました。
その記念すべき年に製造されたリフィル・バーボン
・バレルを蒸留所長のグレアム・ユンソンが選定し
ノンチルフィルター、カスクストレングスでボトリ
ングしたのがこのボトルです。
1987年5月15日蒸留、2016年2月4日瓶詰。
香りは洋梨、メロンの皮に近い部分の果肉、香ばし
い麦、微かにバニラ。爽やかなフルーツと麦の香り
が感じられます。
口に含むとやや酸の効いたオレンジジャム、缶詰の
シロップ、イチゴのドライフルーツなどの甘みを感
じ、中盤からはその甘さにバニラの厚みが加わる。
フィニッシュにかけては甘みだけでなく麦芽の風味
やハーブ感も加わり、ややドライな余韻を迎える。
トロピカルというわけではありませんが、存分にフ
ルーティで、長熟モルトの良さを感じさせてくれま
した。度数も51%あるので、今後まだまだ開いてき
そうな気がします。
ちなみにこのボトル、最近は9万円弱で取引されて
いるみたいです。今が飲み時かもしれませんよ!