「クラガンモア12年(2000年頃流通)」
開栓日:2014年6月13日 ワンショット価格:1,400円
クラガンモアは2002年の途中でラベル変更されましたが、こちらは
2000年頃に購入したボトルです。
ミルキーでクリーミー、甘く香ばしい香りが印象的です。
キャンディ、キャラメル、糖蜜などの甘さのあとに、麦芽の風味がしっかり
ときいた重厚な味わいがあり、フィニッシュにかけては微かにピートの
ニュアンスも感じられます。
軽快な香りを持ち、飲みやすい口当たりながらも確かな存在感を感じさせる
スペイサイドの銘酒です。
「クラガンモア12年(2014年流通)」
開栓日:2014年6月13日 ワンショット価格:1,000円
こちらは現在流通している最新ボトルです。全体的な雰囲気は変わらない
のですが、ラベルから蒸気機関車の絵が消えています。
香りを比較するとこちらの方がややアルコール感が強いですが、麦芽様の
香りが主体なのは旧瓶と同じ方向性のように思います。新瓶の方が旧瓶に
感じなかったシトラス系の爽やかさがあるように感じました。
味わいはこちらの方があからさまに甘いです。蜂蜜や砂糖水、シロップなど
の甘さの後に、シェリー樽由来の味わいか、やや重厚で焼き芋やカラメルの
ような甘さとともに少々の渋みも出てきます。以前飲み比べたグレンフィディ
ックやグレンリヴェット、グレンモーレンジの新瓶のように、飲みやすさだけを
追求した印象は受けませんでしたが、分かりやすい甘さを求めて作っているように感じました。
個人的には旧瓶のようにもっと麦芽風味を強調した味わいの方が好みです。