昨日帰りにとあるバーに伺いまして、久しぶりに「ボウモア・ダーケスト」を飲んだところ、
かなり印象が良かったので今日はシェリー樽の効いたモルトをテイスティングしてみる
ことにしました。
「ラガブーリン・ディスティラーズ・エディション1990/2006」 700ml、43%
ディスティラーズ・エディションはダブルマチュアドとも呼ばれています。ディアジオ社の
各地域を代表するモルト「クラシックモルトシリーズ」がベースとなっており、通常の熟成
の後、シェリーやポートワインの空き樽などで仕上げ熟成を施してあります。
このラガヴーリンの場合は極甘口のペドロヒメネスシェリー・フィニッシュです。
最近はクラシックモルトシリーズだけでなく、カリラやクライヌリッシュなど「ヒドゥンモルト・
シリーズ」からもディスティラーズ・エディションがリリースされています。
アタックからカカオリキュールやシェリーの甘い香りが
たちあがり、その中にスモーキーな薫香が見え隠れ
しています。
口当たりはチョコレートのように甘く、中盤まではこれ
がアイラモルトであることを忘れてしまうほど。
しかし後半、そして飲み込んだ後の返しではしっかり
と正露丸を思わせるピート、スモークの味わいが顔を
見せ、フィニッシュは煙に包まれています。
蒸留年ごとに結構個性が異なりますが、これは甘み
が強いタイプになりますかね?最近他のヴィンテージ
を飲んでいないので記憶が定かではありませんが、
確か1989はもっとドライだった印象が残っています。
このラガヴーリンをたっぷり使った自家製生チョコもおすすめです!
開栓日:2010年5月1日
ワンショット価格:1,600円