「グレンファークラス17年
・旧瓶(2002年以前流通)」700ml,43%
開栓日:2018年9月6日 ショット価格:2,600円
2000年代初頭の流通品です。2003年の銘酒辞典
で新ラベルと表記されていたので2002年かそれ
以前の流通と思われます。輸入元ミリオン商事。
15年や21年はトーメン時代の1990年代もほぼ同
じラベルですが、17年だけは異なるラベルでし
た。
ボトルの肩口についてる年数表記の蝋ワッペン
が懐かしいですね。
肝心の味わいも非常に満足度の高い物でした!
色合いは想像した程濃くは無く、やや濃いめの
ゴールドくらいです。
香りから非常に重厚な麦芽の風味が感じられ、
そこにピートやフルーツ、洋菓子の甘さなどが
混ざり合っています。硫黄などネガティヴな要
素が無く、非常に心地よい香り。
口にした時にまず感じるのはどっしりとした麦
感。その後に爽やかなフルーティさと甘さが広
がり、最後にはドライで麦感の強いフィニッシ
ュにつながります。
以前同時期の12年を飲んだ時は、分かりやすい
濃厚シェリー樽の特徴で、ひねや硫黄などもあ
りつつドライフルーツのような甘さとタンニン
が印象的でしたが、これはかなり方向性が違っ
ていて興味深い1本でした。
味を確認しているうちに、普段よりちょっと多
めにテイスティングしてしまったのは内緒のお
話です…。