楽しみにしていたハイティンクとCSOのコンサートに行ってきました。
CSOは1994年9月に本拠地シカゴでシーズン・オープニング・コンサートに訪れてから、なんと15年ぶりです。その時はそのド迫力の音量にただただ圧倒されたことが強く印象に残っています。
一曲目はハイドンの交響曲101番「時計」。何故かハイドンを生で聴いた覚えがほとんどありません。軽快なテンポで、美しいメロディが流れます。圧倒された昔のCSOとは全く異なる、美しいアンサンブルを聴かせてくれました。ただ、あまりの優雅で柔らかい音楽に、日中の仕事の疲れが一気に噴出し、第3楽章はかなりうとうと。幸せな眠りでした。
休憩をはさんで2曲目はブルックナーの交響曲7番。ブルックナーの交響曲はそれほど聴いているわけではないのですが、7番は中では一番好きな曲です。この曲は自分の中でも思い出深い曲で、まだクラシック音楽を聴き始めたころ(なんと1988年)にフィラデルフィア管弦楽団で今は亡きクラウス・テンシュテットが振るのを当地で聴いて、岩をくだく波のような、荒々しいくも迫力満点の音楽に鳥肌が立つ興奮を覚えた曲です。
今日のハイティンクのブルックナーはそれとは全く異なる優雅で大らかな7番でした。まず、テンポがやたらスローに感じられました。非常に丁寧に音楽を作っていくという感じで、豪快なブルックナーというよりは、全体を包み込むような音楽でした。CSOの個々のプレイヤーの実力の高さ、アンサンブルの美しさは格別で、言葉では表現しにくいのですが、LSOから感じる「切れ」とか、ウィーンフィルの優雅さとも違います。
ただ、自分の好みかというと、この7番は正直違いました。22年前の印象をまだ引きずっていて、7番は聴いていて、打ちのめされるような音楽であってほしいと思っているからです。アンサンブルの美しさには感服しつつも、何かが物足りないような違和感があったのは事実です。うまく表現できませんが、「確かにうまいラーメンだが、自分の好みじゃないな」そんな感じです。
会場は大拍手。過去にロイヤルオペラハウスやロンドンフィルの音楽監督も勤め、ロンドンとも馴染みの深い巨匠に暖かい拍手を送っていました。もちろん、自分にベストフィットの音楽ではなかったものの、美しい音楽を味あわせてくれたハイティンクとCSOに、私も周りに負けずに拍手を送りました。
Royal Festival Hall
Bernard Haitink with Chicago Symphony Orchestra
Thursday 24 September 2009, 7.30pm
Joseph Haydn: Symphony No.101 in D (Clock)
Anton Bruckner: Symphony No.7
Bernard Haitink conductor
この日は碌な写真が取れなかったので、1枚だけ。

Intermessoサイトから無断借用(一応、「無断借用可」とのことですので・・・)



CSOは1994年9月に本拠地シカゴでシーズン・オープニング・コンサートに訪れてから、なんと15年ぶりです。その時はそのド迫力の音量にただただ圧倒されたことが強く印象に残っています。
一曲目はハイドンの交響曲101番「時計」。何故かハイドンを生で聴いた覚えがほとんどありません。軽快なテンポで、美しいメロディが流れます。圧倒された昔のCSOとは全く異なる、美しいアンサンブルを聴かせてくれました。ただ、あまりの優雅で柔らかい音楽に、日中の仕事の疲れが一気に噴出し、第3楽章はかなりうとうと。幸せな眠りでした。
休憩をはさんで2曲目はブルックナーの交響曲7番。ブルックナーの交響曲はそれほど聴いているわけではないのですが、7番は中では一番好きな曲です。この曲は自分の中でも思い出深い曲で、まだクラシック音楽を聴き始めたころ(なんと1988年)にフィラデルフィア管弦楽団で今は亡きクラウス・テンシュテットが振るのを当地で聴いて、岩をくだく波のような、荒々しいくも迫力満点の音楽に鳥肌が立つ興奮を覚えた曲です。
今日のハイティンクのブルックナーはそれとは全く異なる優雅で大らかな7番でした。まず、テンポがやたらスローに感じられました。非常に丁寧に音楽を作っていくという感じで、豪快なブルックナーというよりは、全体を包み込むような音楽でした。CSOの個々のプレイヤーの実力の高さ、アンサンブルの美しさは格別で、言葉では表現しにくいのですが、LSOから感じる「切れ」とか、ウィーンフィルの優雅さとも違います。
ただ、自分の好みかというと、この7番は正直違いました。22年前の印象をまだ引きずっていて、7番は聴いていて、打ちのめされるような音楽であってほしいと思っているからです。アンサンブルの美しさには感服しつつも、何かが物足りないような違和感があったのは事実です。うまく表現できませんが、「確かにうまいラーメンだが、自分の好みじゃないな」そんな感じです。
会場は大拍手。過去にロイヤルオペラハウスやロンドンフィルの音楽監督も勤め、ロンドンとも馴染みの深い巨匠に暖かい拍手を送っていました。もちろん、自分にベストフィットの音楽ではなかったものの、美しい音楽を味あわせてくれたハイティンクとCSOに、私も周りに負けずに拍手を送りました。
Royal Festival Hall
Bernard Haitink with Chicago Symphony Orchestra
Thursday 24 September 2009, 7.30pm
Joseph Haydn: Symphony No.101 in D (Clock)
Anton Bruckner: Symphony No.7
Bernard Haitink conductor
この日は碌な写真が取れなかったので、1枚だけ。

Intermessoサイトから無断借用(一応、「無断借用可」とのことですので・・・)


