その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ザルツブルグ旅行記③ モーツァルト縁の地(その1)

2009-09-02 16:04:04 | 旅行 海外
ザルツブルグといえばモーッアルトの出身地として有名ですが、ザルツブルグの街を歩いていると、右を向いても左を向いてもモーッアルトグッズやイラストばかりで少々興ざめします。とは言っても、やはりここに来たからには行かないには行かないのが、モーツアルトの生家と住居です。2箇所とも今は、小さなモーツアルト記念館になっていて、記念品などが収集、展示されています。

まずは、生家から。

旧市街のほぼ入り口に近いところに生家があります。ここであのモーツアルトが生まれたのかと思うと、何か急に歴史上の音楽家が現実感を持って、感じられます。

<モーツァルトの生家>


ただ、展示品自体は、期待したほどのものではありませんでした。年少時に使っていたとされるバイオリンとか手紙とか、家族の肖像画とかが飾ってありました。モーツアルトの「髪の毛」とかもありましたが、ちょっとリアルすぎて、引きました。




展示自体があまり整理されておらず、正直、博物館としてはイマイチです。

 続いて、モーツアルト一家がその後、手狭になった生家からより大きなところにに移った住居を訪れました。

<モーツァルトの住居>


「地球の歩き方」には生家が三ツ星中の三ツ星、住居が二つ星だったのであまり期待していなかったのですが、展示の面白さは生家以上のものでした。

<稽古場だっととおろに当時使っていたピアノ類が展示>


<当時のオルガン>


 展示品そのものは大して生家と変わらないのかもしれませんが、入館者にはオーディオガイドが渡されて、ガイドと一緒に廻るようになっています。そのガイドが良くできていました。様々なモーツアルトの曲をバックに、「このハープシコードで演奏した曲がこう」、「この時期にこの曲を作曲・・・」などと解説してくれるので、展示品が非常に立体的に見えてきます。同じようなものを展示していても、展示の仕方で随分、見る人の興味の持ち方が変わってくるものと、感心しました。結局、1時間半近くも見学に費やしました。



 とてもお勧めです。
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9月1日 今日は何の日 in Europe

2009-09-02 08:20:19 | ロンドン日記 (日常)
 日本で9月1日と言えば関東大震災の日です。そこまで一般的かどうかはわかりませんが、欧州で9月1日と言えば、ヒトラーのドイツ軍がポーランドに攻め込んだ日、つまり第2次世界大戦が始まった日のようです。

 今年は特に開戦70周年ということもあるのでしょう。今日のタイムズ紙は別刷りの特集号まで組んでいました。まだ最初の記事を読んでいるだけですが、日本とは違う意味で、いかにこの戦争がこの地域に深い傷を残したのかということが、強く伝わってきます。

 今日はポーランドで各国の首脳が集まりセレモニーが行われるようです。その際の一つの話題はロシアのプーチン首相のスタンスです。ポーランドにとっては、9月1日にドイツに西から攻められた後、同じく9月17日には東からソ連に攻められているのです。そして、ドイツが負けて戦争が終わっても、彼らにとってはドイツの支配からソ連による支配に変わっただけだったようです。

 「ドイツは何度も"Sorry"と言っているが、ロシアは決してそうは言わない。ポーランドの万人が期待しているが、今回もそんなことは起こらないだろう・・・」と言ったような記事もありました。立場や状況は違いこそすれ、東洋も西洋も似たことはあるということを改めて認識しました。

2009年9月1日
 
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ザルツブルグ旅行記② オーストリア料理

2009-09-02 02:02:17 | 旅行 海外
 初日のお昼に偶然入ったカフェテリア。中にはいると、片側が魚料理を中心としたカフェテリア、反対側が魚屋さんになっていた。


 自分の目で見て注文できるのがうれしい。ドイツ語のメニュー見たって、わからないから。


 店の中でも食べれるが、店の外でも食べられる。川と山を見ながら、食事ができいるのはなんとも贅沢。


 食べたのは白身魚のムニエルと野菜煮。白ワインとばっちりあいます。

 
 これで全部で€8ちょっと。あたりでした。
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