その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

リヴァプール旅行(2/3) ビートルズ・マジカル・ミステリー・ツアー

2011-02-14 23:31:39 | 旅行 海外
 翌日の日曜日は、「ビートルズ・マジカル・ミステリーツアー」なるツアーに参加した。観光バスでリヴァプールのビートルズ縁の地を廻る2時間のバスツアーである。

 12:00にアルバート・ドックを出発し、ジョージの生家、リンゴの生家、歌になったペニー・レインやストロベリー・フィールド、ジョンが住んでいた家(Mendips)、ポールが住んでいた家(20ForthlinRoad)、ポールとジョンが始めてであった場所、リンゴ、ポールの高校、ジョンの通った美術学校と廻り、最後キャヴァーン・クラブのあるリヴァプールサウンドのメッカ、マシュー・ストリート近辺で解散となる。

 もちろん参加者はビートルズが好きな人ばかりだし、バスの運行中はガイドのポールおじさんが訪問地の解説をしてくれる。そして合間にはビートルズの歌がBGMとして流さる。もうビートルズ一色のツアーだ。

 仕事じゃないが、やっぱり現場に行ってみるといろんなことが良くわかる。ジョージやリンゴの生家はいかにもワーキングクラスの市民住宅だったし、ポールの家は多少良かったけど、それでも彼らのマネジャーをしていたミドルクラスのBrian Epsteinの家に比べるとずっと劣った。「ビートルズが受けたのは、彼らがリヴァプールのワーキングクラスの出身だからだ」なんて話を聴いたことがあるが、確かに彼らのファミリーはワーキングクラスなんだということが分かった。(まあ、もう今やPaulはSirだけど)。

 また、彼らがホントにリヴァプールと言う街の地元仲間なのかが良くわかった。彼らの家は各々十分歩いていける距離なのだ。リンゴとジョージの生家はほんとネイバーといえるほどの距離だし、ポールとリンゴは同じ学校。そして、その学校とジョンの美術学校は隣り合わせ。彼らはホントに地元の仲間だったんだ。

 そして、ペニーレーン、ストロベリー・フィールドなど歌の舞台を訪れると、その曲がますます好きになる。

 小雨がしとしと降る生憎の天気だったけど、とってもビートルズにお近づきになれた気になるツアーで、とっても楽しかった。

 2011.2.13
コメント
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