「イギリスに来たからには必ず足を運ばなくては」と思っていたリヴァプールをやっと訪れることができた。ビートルズ縁の地を訪ねるためだ。
私はビートルズマニアではないし、楽曲以外の詳しいことはあまり知らない。もちろん同時代の世代でもない。でも、音楽は大好きだ。大学時代に友人に教えてもらって以来、いつも自室の中、車の中など、彼らの音楽は身近にあった。今でもたまに、どうしようもなく聴きたくなる瞬間がある。これまでのいろんな人生のシーンにくっついていた音楽でもある。なので、ビートルズ誕生の地ともいえるリヴァプールは行かねばならぬところだった。
土曜日の昼下がりの2時過ぎ、Eustonの駅からバージン特急に乗った。2時間10分で着く。地図で見ると遠いのだが、思いのほか早い。リバプールは大戦時にドイツにコテンパンにやられたので、街自体は新しく、お洒落なショッピングセンターなどがあり、活気のある地方都市だ。
さっそく、ビートルズ・ストーリーへ直行。ビートルズの生い立ちから、リヴァプール時代、メジャーデビュー、海外ツアー、映画製作、解散、その後のソロ活動までを、時系列に、当時の品(使ってた楽器とか)、再現セット(ビートルズが日々出演していたキャバンクラブなど)、関係者の証言などで振り返るビートルズ博物館だ。日本語の音声ガイドもあり、とっても楽しめる。
それにしてもジョン、ポール、ジョージ、リンゴという才能が、同じタイミングで、同じリヴァプールに居たという偶然や、そしてジョンとポールの特異な個性とそのケミストリーには改めて驚くばかりである。
閉館までの19時まで粘って、一旦ホテルにチェックイン。今回は2つ星のかなりチープなB&Bだったのだが、なんと1階にあるパブがMcCartney's Barという名前。ホテルの壁にもいたるところにビートルズやポールのポスターや写真が飾ってある。それだけで、嬉しくなる。
ホテルで休憩した後は、次は夜の部へ出撃。あのビートルズ常連の幻のクラブ、キャバンクラブ(ホンモノは1973年に閉鎖。その隣のビルに1984年から復活)へビートルズバンドのライブを聴きに行った。
入り口から地下に降りていくと、2つのエリアに別れている。入口近くの部屋は生演奏つきのパブ、奥の部屋がライブハウスの作りになっている。パブの方は、レンガの壁、ステージのつくりが、博物館でみたばかりの当時のキャバンクラブをそのまま再現した作りになっていた。この日は、別料金(といっても10ポンドだが)で、月1回、土曜日に行われるビートルズの日なのである。奥のライブハウスエリアでの公演。
21時からとチケットに書いてあったが21時30分まではBGMが流れるだけ。ただ、部屋は、開演前からお客さんで一杯で、すごい熱気である。椅子は隅っこのほうに少し置いてあるだけだから、みんな基本的に立って、ビールやカクテルなどを飲んでいるのだが、なんか期待感一杯の表情。9時半をすぎたところで、ビートルズルックに身を固めたバンドが登場。ポールだけが、顔もそっくりで笑ってしまった。"A Hard Day's Night"で始まった。最初からボルテージは最高に上がっている。初期のナンバーを中心に、前半と後半の2部構成で日付けが変わる直前まで盛り上がった。老若男女、リヴァプール、マンチェスターの近隣の地元の人、世界各国からの観光客が、一緒になって盛り上がり、歌う。ビートルズぐらい世界共通言語の歌があるだろうか?世代を超え、国を超え、皆が一緒に歌えるのだ。なんと、楽しい時間だろう。
ロンドンよりは2,3度は低いと思われる寒い夜の道を、熱気で火照った体を冷ましながらホテルに戻った。
※ビートルズ・ヒストリーのHP
※キャバンクラブのHP
私はビートルズマニアではないし、楽曲以外の詳しいことはあまり知らない。もちろん同時代の世代でもない。でも、音楽は大好きだ。大学時代に友人に教えてもらって以来、いつも自室の中、車の中など、彼らの音楽は身近にあった。今でもたまに、どうしようもなく聴きたくなる瞬間がある。これまでのいろんな人生のシーンにくっついていた音楽でもある。なので、ビートルズ誕生の地ともいえるリヴァプールは行かねばならぬところだった。
土曜日の昼下がりの2時過ぎ、Eustonの駅からバージン特急に乗った。2時間10分で着く。地図で見ると遠いのだが、思いのほか早い。リバプールは大戦時にドイツにコテンパンにやられたので、街自体は新しく、お洒落なショッピングセンターなどがあり、活気のある地方都市だ。
さっそく、ビートルズ・ストーリーへ直行。ビートルズの生い立ちから、リヴァプール時代、メジャーデビュー、海外ツアー、映画製作、解散、その後のソロ活動までを、時系列に、当時の品(使ってた楽器とか)、再現セット(ビートルズが日々出演していたキャバンクラブなど)、関係者の証言などで振り返るビートルズ博物館だ。日本語の音声ガイドもあり、とっても楽しめる。
それにしてもジョン、ポール、ジョージ、リンゴという才能が、同じタイミングで、同じリヴァプールに居たという偶然や、そしてジョンとポールの特異な個性とそのケミストリーには改めて驚くばかりである。
閉館までの19時まで粘って、一旦ホテルにチェックイン。今回は2つ星のかなりチープなB&Bだったのだが、なんと1階にあるパブがMcCartney's Barという名前。ホテルの壁にもいたるところにビートルズやポールのポスターや写真が飾ってある。それだけで、嬉しくなる。
ホテルで休憩した後は、次は夜の部へ出撃。あのビートルズ常連の幻のクラブ、キャバンクラブ(ホンモノは1973年に閉鎖。その隣のビルに1984年から復活)へビートルズバンドのライブを聴きに行った。
入り口から地下に降りていくと、2つのエリアに別れている。入口近くの部屋は生演奏つきのパブ、奥の部屋がライブハウスの作りになっている。パブの方は、レンガの壁、ステージのつくりが、博物館でみたばかりの当時のキャバンクラブをそのまま再現した作りになっていた。この日は、別料金(といっても10ポンドだが)で、月1回、土曜日に行われるビートルズの日なのである。奥のライブハウスエリアでの公演。
21時からとチケットに書いてあったが21時30分まではBGMが流れるだけ。ただ、部屋は、開演前からお客さんで一杯で、すごい熱気である。椅子は隅っこのほうに少し置いてあるだけだから、みんな基本的に立って、ビールやカクテルなどを飲んでいるのだが、なんか期待感一杯の表情。9時半をすぎたところで、ビートルズルックに身を固めたバンドが登場。ポールだけが、顔もそっくりで笑ってしまった。"A Hard Day's Night"で始まった。最初からボルテージは最高に上がっている。初期のナンバーを中心に、前半と後半の2部構成で日付けが変わる直前まで盛り上がった。老若男女、リヴァプール、マンチェスターの近隣の地元の人、世界各国からの観光客が、一緒になって盛り上がり、歌う。ビートルズぐらい世界共通言語の歌があるだろうか?世代を超え、国を超え、皆が一緒に歌えるのだ。なんと、楽しい時間だろう。
ロンドンよりは2,3度は低いと思われる寒い夜の道を、熱気で火照った体を冷ましながらホテルに戻った。
※ビートルズ・ヒストリーのHP
※キャバンクラブのHP