その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

晩冬のワットフォードを走る

2011-02-06 17:40:49 | ロードレース参戦 (in 欧州、日本)
ロンドンから30キロちょっと。私の自宅からは地下鉄で40分ほど乗った終点にある、Watfordという町で行われたハーフマラソンの大会に参加した。

長距離走の厳しさを久々に突きつけられたレースだった。ハーフだというのにラスト2マイルは、ガス欠で全く足がストップ。腿の筋肉がつって、足が全く上がらなくなり、走っては歩くの繰り返し。たかがハーフ、トレーニングの一環と思っていた自分は甘かった。

原因はいくつか思い付く。自分に関していえば、明らかに練習不足。先々週に10マイルレースに参加した後は、昨日30分ほど朝走っただけ。仕事やその他の用事が合ったとはいえ、ハーフはそれほど甘くない。

また、前日の昨日、ちょっと体を動かしすぎた。30分のラン、2時間のゴルフのレッスン、1時間半のゴルフのショートコースラウンド、2時間のテニスは、さすがにやりすぎだった。もういい年なんだから、体のコンディショニングは大切なのである。

あと今日の大会についていえば、非常に厳しいコースだった。結構、急なスロープの上り下りが何回かある。その上、時には吹き飛ばされそうな強風。上り道の走りで相当、足の筋肉を使っていたのだが、後半の12マイル地点での500メートルほど続く上りで完全に脚の力が尽きた感じだった。

ほかにも、やたら廻っていないレースだった。途中でストップオッチを止めてしまっていた上に、ボタンをいじっていたらそれまでの記録まで消去してしまうというアクシデント。また、強風でかぶっていた帽子が飛ばされ、10メートルほど帽子を捕まえに逆走しなくては行けなかった。たかが10メートルなのだが、疲れのピークでのこの手のアクシデントは精神的なダメージが大きい。

ゴール時の公式タイムは2時間2分30秒ぐらいだったたから、実タイムはそれより1分ぐらい早いはず。12マイルまではそれなりに順調だっただけに、最後の2マイルが悔やまれる。

大会自体はとても賑やかな大会で良かった。2500名の参加者だから、なかなか大規模だ。コースはWatfordの住宅街を抜け、公園、森林の中を走り抜ける。素晴らしい景色や眺望があるわけではないが、とっても走りやすく、気分のいいコースである。前述したように短めのアップ、ダウンが続くので、ペース配分、体力半分が難しいが、練習コースとしてなかなか良い。

今日の挫折感は簡単には消えないものの、来年のリベンジを誓って、町を後にした。

携帯写真より模様をご紹介

※スタート前の様子。気温は8度前後。風強し。


※住宅街を抜け、公園や牧草地を走る


※林のハイキングコース


※帽子を風で飛ばされたラスト2マイル地点前後の住宅街。どうせ、とまちゃったんだからと半ばヤケクソ


※ゴール200M前。もう脚が動かない。せっかくだからということで、写真を撮ろうとしたら、沿道のサポータから「もうちょっとなんだから、メールなんか見てないで、ガンバレ」と励まされた。


2011年2月6日
コメント
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