その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

マゼール/ フィルハーモニア/ マーラー交響曲第4番ほか

2011-05-01 23:55:13 | コンサート (in 欧州)
 マゼールさんのマーラー・チクリスに初めて足を運びました。
 
 前半は「リュッケルト歌曲集」。バリトンはサイモン・キーンリサイドさん。登場してびっくり。何と左腕にギプスしてました。どうしたんでしょうか?もうすぐロイヤルオペラでマクベスも始まるのに大丈夫かと少し心配になりました。多少動きにくそうですが、力強く、抒情的な歌声は素晴らしいです。残念だったのは、カーテンコールが1回きり。1回のカーテンコールが終わったところで、すーっと拍手が引いてしまい、私は一生懸命拍手したのに、他の聴衆の皆さんはあまりお気に召さなかったのかな?

 後半は交響曲第4番。自分自身そんなに聴きこんでいる曲ではないのですが、マゼールさんの指揮は面白いですね。テンポ、強弱に変化があって、第1楽章は、コブシが効いた演歌の世界のようでした。第4楽章で登場したソプラノのSarah Foxさんも良かったです。高温が綺麗に伸びた美しい声でした。前列3列目に陣取ったので、とっても良く聴こえました。

 フィルハーモニアの演奏も、マゼールさんのタクトに的確にこたえる安定したものだったと思います。私の演奏会に行ったのは2か月弱ぶりなのですが、やっぱりコンサートは良いなあと思った次第です。

 ※今日のサプライズ。インターバルでMiklosさんと遭遇しました。

(サイモン・キーンリサイドとマゼールさん)


(Sarah Foxさん)



Royal Festival Hall

Philharmonia Orchestra
Resident at Southbank Centre

Gustav Mahler:

Rückert-Lieder
Interval
Gustav Mahler: Symphony No.4

Lorin Maazel conductor
Sarah Fox soprano
Simon Keenlyside baritone

コメント (4)
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