海外で暮らす日本人の心配事の一つは健康にあると思います。ロンドンには日系のクリニックがいくつもありますので、通常は民間の海外旅行保険を使って、日系クリニックを利用することが多いようです。日本人の先生に診てもらえるのは、やっぱり安心です。
一方で、イギリスにはNHS(National Health Service)という国民医療制度があって、病気や事故の際は無料で医療サービスが受けられる仕組みがあります。今、予算削減議論の中、このNHSの費用は大いに議論になっていますし、昨年の首相選の時もそもそもNHSは良いのか?米国のように民営化するべきではないかというような議論もあったと記憶しています。ただ、全般的にはサービス品質の優劣はあるにしろ、万人が無料で基本医療サービスを受けられるNHSの仕組みは、英国民の中では理解と評価を得られている感じがします。
私は日系クリニックのお世話になっているのですが、ちょっと長期にわたって投薬が必要なものがあり、近々、海外旅行保険カバーの枠(最大半年の継続医療)を超えてしまうということで、初めてNHSのクリニックに行ってきました。イギリスの独特な医療の仕組みであるNHSって、いったいどんな感じなのか?という興味もありました。
NHSのクリニックを受けるにはまず地元の一般医(GP)に登録が必要です。インターネットで地元のGPを探して、パスポートや居住証明を持ってクリニックに出向き、登録します。登録すれば、直ぐに見てもらえるのかと思ったら、「登録作業に2日かかるので、診療や予約ができるのは3日後から」だということでした。なので、急病の時は困るので、イギリスに住みはじめたら、健康なうちに早めに登録をしたほうが良いようです。
言われた通り、3日後に予約を入れようと電話を入れたら、「電話での予約だと診てもらうのに1週間ぐらいかかる。直ぐ診てもらいたかったら、その日の朝に来た方が良い」と意味が良く分からないことを言われました。まあ、とりあえず行ってみるかということで、翌々日の朝一番ででかけてみると、受付で「2人先着がいるから貴方は3番目で9:20からね。」とあっさり診てもらえることになりました。
完全予約制のようなので、待合室はさほど混みあってはいませんが、入れ替わり、立ち替わりで子供を連れたお母さんやお父さんがはいってきたりするのは、日本のクリニックと変わりません。診ていただいた先生は若いインド系の男性の先生。第一印象はとっても感じのいい方でした。日系クリニックの先生に書いてもらった紹介状を渡して、基本的な診察をしてもらい、今後の治療の方針とかの相談をしました。所要時間10分。
診察が終わるとそのままさようなら。会計とかはありません。処方箋を持って近くの薬局に行って、薬はお金を出して購入します。これは、何割負担なのか良く分かりませんが、7ポンドでしたので、日本の薬代の感覚と同じぐらいでした。
慣れれば、このNHSを通じての受診が当たり前になるのでしょうけど、初めての体験としては、なかなか新鮮なものがありました。私のような外国人まで無料と言うのは確かに素晴らしいけど、受付の人の対応は多少なりとも事務的なところを感じたし(まあ、これはどこの国でもそうでしょうが)、なんか担当医が自動的に振り分けられるというのも、当たり外れがある気もします。なので、まだ、初経験ではこの仕組みの良し悪しはよく分からないというのが、正直な感想でした。まあ、いずれにしても、あまり厄介にはならないことにこしたことはないのですが・・・
一方で、イギリスにはNHS(National Health Service)という国民医療制度があって、病気や事故の際は無料で医療サービスが受けられる仕組みがあります。今、予算削減議論の中、このNHSの費用は大いに議論になっていますし、昨年の首相選の時もそもそもNHSは良いのか?米国のように民営化するべきではないかというような議論もあったと記憶しています。ただ、全般的にはサービス品質の優劣はあるにしろ、万人が無料で基本医療サービスを受けられるNHSの仕組みは、英国民の中では理解と評価を得られている感じがします。
私は日系クリニックのお世話になっているのですが、ちょっと長期にわたって投薬が必要なものがあり、近々、海外旅行保険カバーの枠(最大半年の継続医療)を超えてしまうということで、初めてNHSのクリニックに行ってきました。イギリスの独特な医療の仕組みであるNHSって、いったいどんな感じなのか?という興味もありました。
NHSのクリニックを受けるにはまず地元の一般医(GP)に登録が必要です。インターネットで地元のGPを探して、パスポートや居住証明を持ってクリニックに出向き、登録します。登録すれば、直ぐに見てもらえるのかと思ったら、「登録作業に2日かかるので、診療や予約ができるのは3日後から」だということでした。なので、急病の時は困るので、イギリスに住みはじめたら、健康なうちに早めに登録をしたほうが良いようです。
言われた通り、3日後に予約を入れようと電話を入れたら、「電話での予約だと診てもらうのに1週間ぐらいかかる。直ぐ診てもらいたかったら、その日の朝に来た方が良い」と意味が良く分からないことを言われました。まあ、とりあえず行ってみるかということで、翌々日の朝一番ででかけてみると、受付で「2人先着がいるから貴方は3番目で9:20からね。」とあっさり診てもらえることになりました。
完全予約制のようなので、待合室はさほど混みあってはいませんが、入れ替わり、立ち替わりで子供を連れたお母さんやお父さんがはいってきたりするのは、日本のクリニックと変わりません。診ていただいた先生は若いインド系の男性の先生。第一印象はとっても感じのいい方でした。日系クリニックの先生に書いてもらった紹介状を渡して、基本的な診察をしてもらい、今後の治療の方針とかの相談をしました。所要時間10分。
診察が終わるとそのままさようなら。会計とかはありません。処方箋を持って近くの薬局に行って、薬はお金を出して購入します。これは、何割負担なのか良く分かりませんが、7ポンドでしたので、日本の薬代の感覚と同じぐらいでした。
慣れれば、このNHSを通じての受診が当たり前になるのでしょうけど、初めての体験としては、なかなか新鮮なものがありました。私のような外国人まで無料と言うのは確かに素晴らしいけど、受付の人の対応は多少なりとも事務的なところを感じたし(まあ、これはどこの国でもそうでしょうが)、なんか担当医が自動的に振り分けられるというのも、当たり外れがある気もします。なので、まだ、初経験ではこの仕組みの良し悪しはよく分からないというのが、正直な感想でした。まあ、いずれにしても、あまり厄介にはならないことにこしたことはないのですが・・・