その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ウインブルドンで日本選手を応援する/土居美咲選手の巻

2011-06-26 17:05:24 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
 今年も行きました。テニスの「聖地」ウインブルドンで行わるテニスの選手権大会。

 今年も例によって、当日券狙い。ただ、今年は少し「ずる」をさせてもらいました。朝一番でどうしても行かなくてはいけないところがあったので、名物「Queuing」は同僚達にお願いし、私は数時間遅れて、途中から合流。昨年の反省を踏まえ、始発で6時頃に到着した同僚が確保してくれたQueuカード(整理券)の番号は3000番台、昨年は6000番台でしたから、凄い進歩です。

(列は続くよ、どこまでも・・・)


※昨年のQueuingの様子はこちら→

※昨年の観戦記はこちら→

 11時過ぎにいよいよ入場。相変わらずの、世界中からテニスファンが集まる会場内はお祭り雰囲気満載です。

(会場の一部の様子)
 

 そして、この日は、昨年と違って大きな幸運がありました。何と、2人の日本人の選手が応援できるのです。しかも、そのうちの一人は、生きる伝説伊達公子さん。つい先日、ヴィーナス・ウィリアムズを最後まで苦しめて、職場の何人の英人から、「あのゲームはとっても良かった。Dateは本当に惜しかった」と言われた程です。伊達さんの女子ダブルスの試合は金曜日に予定されていたのですが、雨のため一日順延されたそうです。そして、もう一人は女子シングルスを予選から3回戦に勝ちあがってきた土居美咲さん。まだ20歳の若手です。2人もの日本人選手を応援できる機会と言うのはそうはありません。

 まず、土居選手の試合が15:00過ぎから第14コートで始まりました。14コートは両サイドに5列ぐらいの観客用ベンチシートが並んでいるだけのコートですが、本当に目の前で選手のプレイを見ることができます。観客席はロンドン在住日本人で一杯になるのかと思ったら、想像したほど多くはありませんでした。

 相手は、ドイツのザビーネ・リシキ選手。2回戦で今年の全仏オープン優勝のナ・リーを破っています。コートに現れた土居選手は、小柄ながらもスポーツウーマンらしいしっかりした体格で、童顔の面影が残る顔立ちながらも、とっても落ち着いて見えました。

(土居選手)
 

(ザビーネ・リシキ選手。年齢は土居選手とそんなにかわらないらしいのですが・・・)


 日本ではテレビ放映もされるということだったので、日本の家族にVIDEO録画をメールで依頼。幸い、ゲーム前半で1列目の席に座ることが出来、手の届きそうなところに選手がいます。世界トップクラスの先週のプレイをこんな近くで、スピード感、パワーを感じことができるのもウインブルドンならではでしょう。

 試合の方は、リシキの高速サーブにも押され、なかなかペースをつかむことができません。第1セットは何とかサービスゲームはキープしていたのですが、後半ブレイクされ4-6で落としてしまいました。そして、第2ゲームは、完全に相手ペースで進み、2-6で落とし、残念ながらストレート負け。一度もブレークを取ることが出来なかったのは残念でした。

 



 でも、予選からここまで上がってきた土居選手は本当に素晴らしい。また、是非、来年も戻ってきてほしいです。

(試合後、悔しい中でもファンのサインに応える)


 (つづく)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする