奇妙な光景を見かけた。
ローソン100で買い物を終えたあと、店を出ると、入り口の横のラックの前に、ひとりのおばあちゃんが立っていた。
私と同じくその店で買い物をしたらしく、信玄袋と共にレジ袋を提げていた。
中身の白菜とカップ麺が透けて見えていた。
たぶん、おひとりさまの分量だ。
おばあちゃんはラックの無料冊子を手に取り、パラパラめくっていた。
それは求人誌だった。
若者ならわかるが、63歳の私から見てもおばあちゃん、歳は80前後くらいで、腰も若干曲がり気味、そのおばあちゃんが求人誌を熱心に見ているのだ。
果たしてそんなおばあちゃんの求人があるのだろうか。
質素な服装からして、金持ちのおばあちゃんが、戯れになんの冊子なのかと確認しているようには見えない。
そんな年齢で働かなければならないほど逼迫しているのだろうか。
老齢年金や生活保護は受けていないのだろうか。
援助してくれる子供はいないのだろうか。
次から次と疑問がわく。
好奇心から尾行したくなったが、時間がないので諦めた。
声をかけてみるべきだったのだろうか。
ローソン100で買い物を終えたあと、店を出ると、入り口の横のラックの前に、ひとりのおばあちゃんが立っていた。
私と同じくその店で買い物をしたらしく、信玄袋と共にレジ袋を提げていた。
中身の白菜とカップ麺が透けて見えていた。
たぶん、おひとりさまの分量だ。
おばあちゃんはラックの無料冊子を手に取り、パラパラめくっていた。
それは求人誌だった。
若者ならわかるが、63歳の私から見てもおばあちゃん、歳は80前後くらいで、腰も若干曲がり気味、そのおばあちゃんが求人誌を熱心に見ているのだ。
果たしてそんなおばあちゃんの求人があるのだろうか。
質素な服装からして、金持ちのおばあちゃんが、戯れになんの冊子なのかと確認しているようには見えない。
そんな年齢で働かなければならないほど逼迫しているのだろうか。
老齢年金や生活保護は受けていないのだろうか。
援助してくれる子供はいないのだろうか。
次から次と疑問がわく。
好奇心から尾行したくなったが、時間がないので諦めた。
声をかけてみるべきだったのだろうか。