昭和世代

　令和生まれはまだ自我には目覚めていないが、平成生まれが席巻の兆しを見せている現在、令和の彼らが世に出てくるのも時間の問題だろう。
　我々昭和世代が、大正や明治の人間にしたように、世の中から排除される日もそう遠くはないはずだ。

　我々の世代は、第二次大戦が終わってほんの10年後にこの世に生を受けた。
　当時の田舎はまだ戦争の名残りがあちこちに見受けられた。

　沖縄はアメリカの統治下で、渡航にはパスポートが必要だった。
　1ドルは360円の固定相場制だった。
　中国とは国交がなかった。
　大相撲は柏鵬以前の栃若時代だった。
　テレビよりラジオが主流だった。
　紙芝居に熱中した。
　給食では脱脂粉乳を飲んでいた。
　DDTの散布があった。
　虫下しを飲んでいた。
　祖父祖母が家庭のイニシアチブを握っていた。
　父親が井戸水を汲みに行っていた。
　山の肥溜めに落ちる子供がいた。
　放射能の雨が降っていた。
　乞食がいた。
　サーカスが来ていた。

　しかし子供の僕たちには未来があった。
　僕たちを取り巻く社会や環境が、すごい勢いで、敗戦という底辺からの復活を目指していたからだ。
　

★★日頃小説など読んだこともない、文学的知識も希薄な、ド素人の引きこもり年金生活者が書き散らかした小説もどきも30冊オーバー。真人間のあなたは、絶対読んではダメですよ!!★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コロナ禍未だに先が見えず

　本日も猛暑の中ウォーキング決行。
　ブランチは王将空港店で餃子とビール。
　冷房効き過ぎの店内で、キンキンに冷えたビールで疲れを癒す。

　ビニールシートやアクリル板でコロナ対策はバッチリ。　
　座敷席がいつの間にかテーブル席やカウンター席に改装されている。
　大手ならではの大胆なコロナ対策だ。

　中小の飲食店ではこうはいかないだろう。
　再度の時短営業や営業自粛要請で、中小の飲食店は正念場だ。
　コロナの収束は当分期待できそうにもないので、今後は廃業する店が増えると思われる。

　コロナによる淘汰は飲食業界に限らず、観光業界やエンタメ業界にも及んでいる。
　内部留保がなかった会社や店舗は、滅んでしまいそうだ。
　底辺経済の終わりの始まりだ。

★★日頃小説など読んだこともない、文学的知識も希薄な、ド素人の引きこもり年金生活者が書き散らかした小説もどきも30冊オーバー。真人間のあなたは、絶対読んではダメですよ!!★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。