★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ライバルの光と影

2021年12月29日 20時48分42秒 | 徒然(つれづれ)
 両雄並び立たず、とはよく言われる。
 競馬のGⅠでも、2頭の人気が飛び抜けて拮抗しているレースでは、得てしてどちらかが惨敗したり、最悪、共倒れのケースが多々ある。

 スポーツの世界では、明暗がきっちり分かれるケースがほとんどだ。
 顕著な例では、大谷翔平と藤浪晋太郎、田中将大と斎藤佑樹、松山英樹と石川遼。

 どの組み合わせにも、ある意味、人生の悲哀、残酷さを感じざるを得ない。
 過去には実力伯仲で、両者とも将来を嘱望された逸材だったが、その存在が世に知られた時点では優位に立っていたほうが、今や圧倒的下位だ。

 片や世界レベル、片や日本でくすぶっていたり、引退を余儀なくされている。
 そこに敗者の美学も存在しない。

 もはや逆転は不可能なほどの、雲泥の差の原因はなんなのだろう。
 生まれ持った才能の差、努力の差、コーチングスタッフの差…いろんな要素があるが、結局は本人が持っている運としか言いようがない。

 そうであるならば、自分が敗者と悟った時に、別の道を探すべきだろう。
 それができなければ、一生敗者としての道を歩くしかない。
 
 サラリーマンの世界でも、若い時は同じレベルだったにもかかわらず、出世レースではいつの間にか、役員と課長レベルの差がついていることなどザラだ。
 傍から見たら、それは運としか言いようがないが、もしかしたら、本人たちにとっては必然だったのかもしれない。

 選手寿命の短いスポーツマンにとっては、早めの決断が必須だが、サラリーマンはほぼ一生働くわけだから、出世以外で自分の居場所を会社の中に見つけることも可能だ。
 人はそれをサラリーマン人生の割り切りと言う。


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コロナ感染、日本と欧米の差

2021年12月29日 14時21分24秒 | 徒然(つれづれ)
 アメリカの27日のコロナの新規感染者数が44万人を超えたという。
 そのうちの半数超が感染力の強いオミクロン株だという。
 ヨーロッパ各国もそれに匹敵する多さだ。

 人口や検査体制の違いがあるにしても、日本の現状からしたら、信じられない多さだ。
 逆に日本の感染者数の少なさは諸外国から見ると、まさに驚きの数字だろう。

 原因は明らかだ。
 水際対策の不十分さ、マスク着用率の低さ、密状態の多さなど、規制の緩さがその数字に表れているようだ。

 日本でも一部に規制緩和の声もあるが、岸田首相は、過去の後手後手の対応を肝に銘じ、今回は過剰なくらいに先手先手の構えだ。
 オミクロン株は弱毒化したとの報告もあるが、念には念の対応だ。

 対応不足や対応遅れで非難されるより、過剰対応で嫌味を言われるほうが、ましに決まっている。
 

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孤独は社会問題なのか

2021年12月29日 14時08分17秒 | 徒然(つれづれ)
 孤独は社会問題、と某フリージャーナリストは言う。

 果たしてそうか。

 孤独とは逆の人間関係による社会的なストレスのほうが、多いように私は思う。
 人は社会生活において、善かれ悪しかれ、あるいは好むと好まざるにかかわらず、人との繋がりはつきものだ。

 孤独な人間より、人との繋がりがある人間のほうが圧倒的に多いはずだ。
 そしてそこから発生する問題やストレスも同様だ。
 もちろん、人に助けられる、楽しみを分かち合える、というメリットもある。

 孤独、あるいは引きこもりという言葉自体に、負のイメージがあるのは否めない。
 しかし孤独を愛する人間、人間関係を疎ましく思う人間もいるのだ。
 それを社会問題化されるのは、ちょっと違うように思う。
 
 孤独が問題になるのは、その当事者がその境遇を望んでいないのに、その境遇にいる場合だ。
 孤独の定義にしても、友達がいないのがそうなのか、人との付き合いや会話がないのがそうなのか、あるいはまわりに助けてくれる、頼りになる人間がいないのがそうなのか判然としない。
 
 天涯孤独、孤高の人という言葉もある。
 これはどちらかというと、いい意味が多分に含まれている。

 引きこもり年金生活の私としては、孤独は社会問題と言う前に、悪しき、あるいは望まない人間関係は社会問題だと声を大にして言いたい。
 
 
 

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