★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ビールは苦いのだ

2023年07月11日 20時52分43秒 | 徒然(つれづれ)
 梅雨明け間近で、来週あたりから夏本番だ。
 夏と言えば生ビールというのが巷の合言葉だ。

 今年はジョッキ生タイプの、豊かな泡立ちを売りにした缶ビールも登場している。
 私もビールは嫌いではないので、朝のウォーキング時のブランチで、2日に1回は1杯やっている。

 テレビではここぞとばかりに、いつにも増して、ビールのCMが花盛りだ。
 以前も書いたが、そのCMには違和感が否めない。

「旨い」「美味しい」「たまらん」などと、俳優がビール片手にアピールしているが、本当にそう思っているのだろうか。
 ビールの何をもって、旨いと言っているのだろう。
 苦みか、炭酸の刺激か、それとも冷たさか・・・。

 ビールはとにかく苦いだけだ。
 そんな苦いビールを、仕事とはいえ、旨いと言っている俳優の気が知れない。

 ビール党の私でさえ、未だかつて旨いと思ったことはない。
 同じ飲料でも、コーラや他のソフトドリンクは旨い(甘い)と言える。
 若者が、苦いビールから、甘いサワーや酎ハイに移行するのもわかる。

 私にしても、つまみや料理なしでは缶ビールの半分も飲めない。
 逆に、飲み会でつまみがあれば、ジョッキだと7、8杯、大瓶だと4、5本はいける。
 私にとってのビールは旨い飲み物ではなく、料理の引き立て役、あるいは、酔いにより高揚感を促す、エナジードリンクみたいなものだ。

 その昔、青汁のCMで、青汁を飲んだあとに、悪役俳優が言っていた「まずい」を思い出した。
 ビールのCMも俳優に「苦い」と言わせたらどうだろう。
 奇をてらうほうが、他社のCMと差別化できて、もしかしたら売れるかもしれない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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今さらながらビートルズ

2023年07月11日 12時54分34秒 | 音楽
 YouTubeではいろんなミュージシャンやバンドの曲を聴くが、最終的に帰結するのはやっぱりビートルズだ。
 言わずもがな、ベートーベンやバッハと並び、未来永劫、音楽史に残る歴史的なバンドだろう。

 なぜビートルズがその地位まで上り詰めたかについては、巷間、いろんな人間が自説を述べている。
 今さらながらではあるが、私も自説を述べてみよう。

 時流に乗った、というのが第1の理由だ。
 何事においてもタイミングは重要だ。

 彼らがレコードデビューした1960年代初頭は、ロックバンドの勃興期だ。
 日本でいうなら、GSがブームになる直前の1960年代中頃の状況に似ている。
 その時期にシンプルでキャッチ―な曲を連発して、トップの座を獲得し、60年代半ばにはその地位を不動のものにした。

 第2の理由は、バンドにジョンとポールという、音楽の才能に恵まれた2人の天才がいたからだろう。
 天才1人だとワンマンバンドになり、他のメンバーとの軋轢から短命に終わっただろう。
 ジョンとポールは、その相乗効果と隠然とした牽制作用でバンドの均衡を保ったのだ。

 ジョージとリンゴは彼らに従っていればいいだけだ。
 その才能の差ゆえ、不平、不満が発生する余地さえなかったはずだ。

 第3の理由は、押しも押されもせぬビックネームになったので、どんな曲を出しても一定以上の評価を獲得できたからだろう。
 ビートルズの曲だから間違いない、という世間の先入観もあったはずだ。
 時流に乗り、それに合わせていたのが、時流を創り出す存在になったのだ。

 そして円熟期の1970年の解散で伝説になった。
 伝説は時が経てば経つほど美化され、風化することはない。

 解散後のそれぞれのソロ活動では、ビートルズを凌ぐ結果を出していない。
 ジョージとリンゴを入れた4人だったからこそのビートルズだったのだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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