★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

アサガオとヒマワリ

2023年07月20日 14時09分34秒 | 徒然(つれづれ)
 夏の花と言われて思い浮かぶのが、アサガオとヒマワリだ。
 たぶん、90%以上の人間がそう答えるだろう。

 子供の頃、アサガオは祖母が取っておいた去年のアサガオの種を、夏休み前に蒔いて、芽が出てつるが延びてきたら、父親が竹で生垣を作ってつるを這わせた。
 アサガオだけでは物足りないので、一緒にヘチマも植えていた。

 田舎の家々には、そんなアサガオやヘチマの生垣があちこちで見られた。
 小学生の頃は観察日記をつけ、花が咲いたら押し花にしたものだ。
 ヘチマの実は祖母が乾燥させて、台所のスポンジ代わりにしていた。

 ヒマワリも家の裏の畑に祖母が種を蒔き、夏になると、私の背丈を超える高さに成長した。
 同じ畑にはキュウリやナスやネギなども栽培して食卓に上っていたが、ヒマワリはどうしていたのか記憶にない。

 アサガオは日本の夏の風物詩で、鑑賞用としての役目は果たしていた。
 畑のヒマワリはそれなりに壮観だったが、映画『ひまわり』のロシアの大地を埋め尽くす、圧倒的なヒマワリを観てからは、チンケに見えてきた。
 逆にゴッホの『ひまわり』は花瓶に挿されていても、その存在感は妙に迫ってくるものがある。

 ヒマワリに限らず、何事においても、日本と外国のスケールや捉え方の違いを思い知らされたものだ。
 日本のヒマワリは、チェリッシュの『ひまわりの小径』のような、こじんまりとしたものに代表されるようだ。
 日本はわびさびから連綿と続く情緒で心を揺らし、外国は圧倒的なスケールやインパクトで心を揺さぶる。


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ああ、夏休み

2023年07月20日 13時12分10秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキング途中で、中学校や高校の生徒が下校しているのに出くわした。
 10時過ぎなのにテストかなと思ったが、よくよく考えると今日は1学期の終業式の日だった。

 彼らにとっては明日から待ちに待った夏休みだ。
 私にも経験があるが、その日、とりわけ下校時は1年のうちでも最も心躍る瞬間だ。

 明日から8月の終わりまで、学校に行くことも退屈な授業を受けることもしなくていいのだ。
 帰省や旅行、海や山、遊園地や映画にも行ける。
 もしかしたら、ひと夏の経験が待っているかもしれない。
 彼ら当事者にとっては、まさに我が世の春(夏)の超超大型連休だ。

 齢70も近くなると、毎日が夏休みみたいなもので、遠い夏休みの想い出は、今や記憶の底で埃をかぶっている。
 想い出を甦らせようと、YouTubeで夏の歌を聴いても、虚しく通り過ぎていくだけだ。

 やはり、リアルに夏休みを味わうのと、追憶するのでは雲泥の差だ。
 若者よ、今を、この夏休みを存分に楽しんでくれ。
 

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