★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ボブ・ディランは男になったのだ

2023年08月20日 09時40分25秒 | 徒然(つれづれ)
『風に吹かれて』は言わずと知れたボブ・ディランの代表曲だ。
 私がボブ・ディランを知ったのは、高校1年の時で、当時流行り始めの吉田拓郎が、心酔していたという話を聞いて興味を持ったのだ。
 1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの、エレキギターによる演奏で大ブーイングを浴びたのも、その時に知った。

『風に吹かれて』は簡単な3コードでハーモニカも入っていたので、迷わずコピーしたものだ。
 しかし、その他の曲の、一見シンプルなようで実は難解な歌詞は、どうにも性に合わなかった。

 まだ、サイモン&ガーファンクルのほうがとっつきやすかった。
 それ以上に、当時はディランもアメリカン・フォークの衰退とともに、絶頂期を過ぎ、私はビートルズやハードロックにより傾倒していた。

 ディランを再び目にしたのは、ジョージ・ハリソン主催の『バングラデシュ難民救済コンサート』のアルバムでだ。
 ジョージをはじめ、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、レオン・ラッセルなどの一線級の中に、ボブ・ディランの名前があった。
 ディランの扱いはまさにレジェンド級で、あのジョージやクラプトンも一歩下がっていた。
 その時にディランの偉大さを再認識したものだ。

 1997年には大阪厚生年金ホールのコンサートにも出かけた。
 残念ながら、そのコンサートは小編成で音響も悪く拍子抜けしたものだ。
 初期のディランは、たぶんそのようだったのだろうと自分に言い聞かせたものだ。

 しかし、私の中でボブ・ディランの評価は変わらなかった。
 惜しむらくは、例のノーベル文学賞は辞退してほしかった。
 受賞に甘んじるより、名誉の辞退のほうがディランらしかった。

 現在、YouTubeで見るディランは、ほとんどが他のミュージシャンのコンサートのゲスト出演だが、その苦虫を潰したような表情や、独特のフェイクした歌い回しは必聴に値する。
 後輩ミュージシャンたちは、生けるレジェンドに最大級の配慮をしているのがわかる。

 黒のストラトキャスターをやや持ち上げ気味に、胸の下でかき鳴らすスタイルもクールだ。
 ニューポート・フォーク・フェスティバルでの、エレキギターへの持ち替えは今となって見れば正解だったのだ。
 
『風に吹かれて』では、How many roads must a man walk down (before they call him a man)と歌っていたが、今は How many roads has he walked down だ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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Don't think twice

2023年08月19日 21時09分25秒 | 徒然(つれづれ)
 人間は考える葦である、とはパスカルの言葉だが、日本には、下手な考え休むに似たり、過ぎたるは及ばざるが如し、という言葉もある。
 ブルース・リーは「Don't think, feel. 」、ボブ・ディランも「Don't think twice. 」と言っている。

 要は、考え過ぎるのもよくないということだ。
 しかし考えている最中はそれがわからない。

 人生においては、いろいろ将来の不安について考える機会が多いし、私も実際にそうした。
 子供の頃だと、親が亡くなったらどうしよう、社会人になった時は、仕事はできるのだろうか、ほかの社員と上手く付き合っていけるのだろうか、結婚できるのだろうか、などなど。

 今にして思い返せば、それらはすべて杞憂だった。
 長い闘病の末に両親が亡くなった時も、お疲れさんという感慨しかなかったし、仕事はそれほど大変でもなく、人付き合いもほどほどでよかった。

 普通に結婚して、子供が生まれ、その子もすでに嫁ぎ、孫までできた。
 管理職の末席まで昇進し、定年まで勤め上げ、マンションのローンもすでに完済し、老後の今は無借金生活だ。
 すべて、案ずるより産むが易し、出たとこ勝負で、なるようになったし、その結果には満足している。

 今言えるのは、将来のことを考えるのは、時間の無駄だ。
 ましてやその考えのもとに、あれこれ、報われるかどうかわからない努力をするのも考えものだ。

 考えてみたらいい。
 高みを目指し、夢を抱いて奮闘努力するのは自由だが、それで勝ち得た高みや夢は、自分の中の何かを犠牲にしたのではないだろうか。
 経済的な成功、名声や地位を手に入れるために、一度でも、後ろ暗い行いはしていないだろうか。

 どんなに考えあぐねても、なるようにしかならないのが人生だ。
 時の流れに身を任せ、自身の運を試したらいいのだ。
 合言葉は、明日は明日の風が吹く。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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全米が驚愕や絶賛 !?

2023年08月18日 12時32分52秒 | 徒然(つれづれ)
 巨人ファンではないが、土日は必ずスポーツ報知を買う。
 40年来使い慣れた競馬面のためだ。
 競馬ファンは専門紙であれ、スポーツ紙であれ、一度これと決めたら他紙に浮気はしないものだ。

 そのスポーツ報知だが、巨人が負けた翌日でも、ほとんど一面は巨人の記事だ。
 それもあたかも勝ったかのような紙面構成だ。

 最後まで読まないと、負けたことがわからない。
 野球を知らない人間が見たら、絶対に巨人が勝ったと思うだろう。
 まあ、巨人のお抱え紙だから仕方がない。

 私が少年時代を送った九州の、西日本スポーツも、勝ち負けにかかわらず、昔は西鉄ライオンズの記事が一面だった。
 今はソフトバンク・ホークスの記事が一面かどうかは定かではないが、思うに、たぶんそうに違いない。

 それに似た現象が、ネットの大谷翔平に関する記事だ。
 日本での絶大な人気はわかるが、アメリカでもそれと同等の人気があるかのような書き方だ。
 全米が驚愕、絶賛、MLBの歴史を変えた、誰もがファンになるショーヘイ、などなど。

 しかし、ネイティブの現地の人間は、そこまでの熱狂ではないようだ。
 アメリカで国民的スポーツと言えば、野球より、アメリカン・フットボールやバスケットボールだ。
 野球ファンは一部のアメリカ人で、アメフトやバスケのファンのほうが圧倒的に多いようだ。

 スポーツ紙やネットでも、アメフトやバスケと野球の扱いは雲泥の差らしい。
 アメフトやバスケの試合の詳報のついでに、野球の試合結果のみを事務的に表示するメディアもあるようだ。
 日本のスポーツ界での現象とは全く逆だ。
 
 しかし、それで大谷の活躍や価値が下がるわけではない。
 野球発祥の地での唯一無二の存在であることに疑いはない。

 メディア大国のアメリカであるならば、MLBも大谷を全面に押し出した、メディア戦略を駆使して、野球の普及に努めてもらいたいものだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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ベーコンポテトパイ

2023年08月18日 11時45分20秒 | 徒然(つれづれ)
 今日はたそがれオヤジ飲み会が控えているので、朝のウォーキングは中止して体力温存だ。
 近くのマクドで朝の閑散時に、ソーセージマフィンとスパイシー・ベーコンポテトパイの朝食。

 スパイス嫌いの私だが、スパイシー・ベーコンポテトパイはスパイシーと言っても、唐辛子の辛さだ。
 それも、子供も食べるので、ほどほどの辛さだ。

 マフィンとポテトパイは、それぞれ単品でも悪くないが、交互にパクつき、口の中でミキシングさせると、これが相乗効果で、なかなかオツな味わいになる。
 マクドの定番商品にしてほしいものだが、残念なことに、年に1回か2回の期間限定だ。

 運よく確保できた指定席で、2時間ほど、70年代サブカル雑誌の宝島を読みながら時間を潰す。

 店を出たあと、誰もいない小さな公園のベンチで煙草タイム。
 帰宅したあとは、満を持して飲み会の時間を待つだけだ。
 

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排出の快感

2023年08月17日 19時56分15秒 | 徒然(つれづれ)
 朝のウォーキング途中で吉野家ブランチ。

 食後に店を出たあたりから、満腹のせいかパラグアイが悪い。
 まあ、自宅まで徒歩15分ほどなので、大して気にはしていなかった。

 しかし歩くほどに、腸がグルグルと唸りだし、パラグアイがゲーリー・クーパーになってきた。
 その便意は寄せては返す波のように、一定のサイクルで強弱を繰り返す。

 その間隔はだんだん短くなり、足は内股に、背中は猫背に、呼吸は尻呼吸になる。

 それでなくても、猛暑で汗びっしょりの上に、あぶら汗まで出てきた。
 自宅までにコンビニが3軒あるが、余程のことがない限り、そこのトイレに行く気はしない。

 強烈な便意の苦しみは、自宅のトイレで解放された時に、得も言われぬ快感を呼び起こす。
 それは、シッコ猶予明けの快感はおろか、とうに衰えたアッチのほうの快感さえも上回るほどだ。

 過去の数少ない経験から、自宅まではなんとかギリギリ持ちこたえられそうだ。
 そしてそのとおり、かろうじて自宅まで辿り着いた。
 
 ここで安心して水戸黄門の収縮力を緩めたら、大変なことになる。
 帰宅後はうがい、手洗いを義務付けられているので、身体をよじりながらまずそれを済ます。
 それを終えてやっとジーパンを脱ぐのももどかしく、トイレに駆け込んだ。

 我慢に我慢を重ねた快感が、噴き出る大量の汗と共に、電流のように全身を駆け巡る。
 その刺激で、心臓に持病を抱える人間なら、腹上死ならぬ、便座死があってもおかしくない。
 

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紙ストロー雑感

2023年08月16日 11時53分40秒 | 徒然(つれづれ)
 久しぶりにケンタッキーで隠れビールのブランチ。
 ビールはツイッターの懸賞で当選したやつだ。

 懸賞は8割方の確率で当たるのだが、このところ懸賞がなかったので、ケンタの隠れビールも久々となった次第。
 ランチSとクーポンでカーネルクリスピーを注文して、監視カメラの死角の席を確保。

 缶ビールはエコバッグで隠し、店員や他の客に気づかれないようにして、ストローで飲むのだが、このストローが紙製に替わっていた。
 そのストローが厄介で、その材質のせいか、缶ビールに差し込むと泡が溢れ出すのだ。

 おかげでエコバッグがビショビショになってしまった。
 隠れビールのバチが当たったようなもので、誰にも文句は言えない。

 また、紙のストローはビールの味にも影響するようで、とにかく不味い。
 セットのコーラも本来の味がしない。

 プラゴミ削減のエコロジーもいいが、ドリンクの味を不味くするのは本末転倒だ。
 たかが、ストローをプラから紙に替えたくらいでは、大勢に影響があるとも思えない。
 いっそストローを廃止するか、元通りプラスチックのストローに再変更することを望みたい。
 

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スパイスって必要?

2023年08月16日 08時05分27秒 | 徒然(つれづれ)
 香辛料、俗にいうスパイスが苦手だ。

 素材の味や出汁に重きを置く、日本料理には香辛料はあまり使用しない。
 思いつくのは七味唐辛子や山椒くらいだ。

 それに対して洋食や中華、エスニック料理などは、スパイス使いまくりだ。
 元を辿れば、スパイスは薬だったので、料理の素材、特に動物の肉や魚類の、解毒や消臭目的で使われていたのだろう。
 中国の薬膳料理などが顕著な例だ。

 スパイスと言えば、なんといってもカレーにとどめを刺す。
 特に最近はスパイスを前面に押し出したカレーが少なくない。

 それも数十種類のスパイス配合だ。
 試しに食べてみたが、カレー本来の味はどこへやら、訳の分からないスパイスの味しかしない。

 和風の料理で育ってきた私には、洋風や中華風のスパイスの効いた料理は口に合わない。
 スパイスの効いた話や音楽なら聴きたくなる。
 料理に入れるのは調味料だけで十分だ。


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阪神アレ監督の談話

2023年08月15日 12時09分08秒 | 徒然(つれづれ)
 ここ数年来、ダメ虎だった阪神タイガースが、ペナントレース独走中だ。
 2位広島に8ゲーム差は、ほぼ優勝確定圏内だろう。
 パリーグも阪急が独走で、このまま行けば、日本シリーズは関西ダービーになりそうだ。

 スポーツ新聞やネットで、監督の談話を書き起こした記事をしばしば見かける。
 記者とのマンツーマンでのやり取りだ。

 巨人やソフトバンクなどの監督談話は、標準語で真っ当なやり取りだが、阪神の場合はやや、というか大いに異なる。
 それも岡田監督になった今年からだ。

 談話の岡田監督の部分は、関西のオッチャン風のノリで、そのコテコテの関西弁は、そこはかとなく下品さやアホさが漂う。
 そのルックスや、去年までの解説者としての語り口を見ると、まさにピッタリの書き起こしだ。
 故野村監督も、ボヤキや辛口のコメントが多かったが、どこか知性を感じさせる語り口はわかりやすかった。

 岡田監督はその昔、球界の藤山寛美と言われたくらいだから、関西弁の書き起こしもなんとなくわかる。
 関西人には、ある意味、共感を呼ぶのかもしれない。

 しかし、新聞やネットは全国版だ。
 関西以外の人間がその記事を読んだら、アホ丸出しの感を抱くこと必至だ。
 記事はそのあたりも狙っているのだろうか。
 
 

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嵐に立ち向かう男

2023年08月15日 10時04分03秒 | 徒然(つれづれ)
 朝から台風の暴風雨が吹き荒れていた。
 ベランダ前の桜の木が、幹ごと盛大に揺れている。
 マンションと言えど、完全密閉ではなく、玄関のドアや窓のほんのわずかな隙間から風が入ってきて、家の中のドアや引き戸を揺らす。

 日頃の引きこもり生活とは裏腹に、こんな日は台風を体感せよと血が騒ぐ。
 できる事なら、傘もささず全身スプ濡れになって、駆けまわりたい気分だ。

 ニュースでよく聞く、台風の中、川や田んぼを見に行って流される年寄りや、荒海に出て溺れるサーファーの気持ちがなんとなくわかる。

 子供の頃、台風接近で学校が半ドンになり、下校の途中、わざわざ禁止されていた波止場まで行ったものだ。
 雨は小降りだったが、非日常的な高波や暴風は強烈で、立っているのがやっとで、結構スリルがあった。

 そんな体験をしようと、近所の王将へブランチに。
 風が一方向からではなく、回っているのがわかる。

 当然、普通には歩けない。
 前傾姿勢で、ガニ股で腰を落として、コロコロ方向を変える風に向かって、傘を両手で支え、暴風雨の中を歩く。

 それにしても、こんな日に開店している王将は大したものだ。
 従業員の心意気や良しとしよう。

 暴風雨の中、帰宅した時には、傘の骨は折れ曲がり、靴やハーフパンツはズブ濡れだ。
 

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台風直撃か

2023年08月14日 13時49分41秒 | 徒然(つれづれ)
 大阪は台風とは縁遠かったが、今回の台風は予報を見ると、大阪直撃みたいだ。

 隣のローソンが早々と店頭のゴミ箱や灰皿、看板を撤去している。
 まだ晴れ間も覗き、風も穏やかなのに気の早いことだ。

 私は何十年か振りの台風直撃に、不謹慎ながら、風よ吹け吹け、雨よ降れ、と心が躍る。
 自宅マンションは平地なので、洪水や土砂崩れの心配はない。
 強風で網戸が破れる心配くらいだ。

 子供の頃は台風に備えて、父親が雨戸に板を打ち付けたり、テレビのアンテナを針金で補強していた。
 暴風雨の中、家族全員が家にこもっていたのが、子供心に嬉しかったものだ。

 一度、台風の目の中に入ったのを憶えている。
 それまでの暴風雨がピタリと止み、晴れ間が覗き虹さえ見えた。

 私と弟は外に出て、自然の不思議を体感したものだ。
 しばらくしてまた暴風雨に戻った。

 今回の台風でも、もう一度あの体験をしてみたいものだ。
 

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スマホは宝の持ち腐れか

2023年08月13日 11時04分29秒 | 徒然(つれづれ)
 前期高齢者の私でさえ、今やスマホはパソコンと並び、必需品だ。
 しかし、その利用範囲は限定的で、メールと通話以外に使用する機能といえば、カメラ、カレンダー、ネットくらいで、それもごくたまに使用するだけだ。
 まるで人間の脳の使用領域の少なさに似ている。

 私に言わせれば、スマホの機能はそれこそ無限で、すべてを試そうとすれば、どれほどの日数がかかるのだろう。
 仮に試したところで、ほとんどその場限りで忘れてしまい、実際に使用する機会はほぼないと思われる。

 機能低下やメモリ容量不足防止のために、アプリも標準装備以外は、ほとんど入れていない。
 画像や動画、楽曲、既読メールなども、ほとんど保存していない。
 
 ヘビーユーザーに言わせれば、宝の持ち腐れ以外の何ものでもないはずだ。
 それでもないと困るのがスマホだ。

 来るか来ないかわからない重要な、あるいは緊急の電話やメールのためだけに、毎月の基本料金や通信費を払って、持っているようなものだ。
 本当に困ったものだ。
 

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ニワトリの漢字

2023年08月12日 19時25分01秒 | 徒然(つれづれ)
 俗に三大ギタリストと言えば、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジだ。
 その三人が歴代リード・ギタリストを務めたバンドがヤードバーズだ。
 ビートルズやストーンズを筆頭に、ブリティッシュ・ロックが台頭した1960年代のバンドだ。

 そのバンド名は"囚人"のスラング呼びだが、日本語では、ヤード=庭、バード=鳥、要は、庭にいる鳥、ニワトリのことだと今日初めて知った。
 今まで日本語訳など気にすることがなく、単にヤードバーズとしか認識していなかったので、なんやニワトリやったんか、の思いだ。

 しかも、ニワトリはカタカナのまま、もしくは漢字の鶏としか認識していなかったので、庭鳥という字も初めて見た。
 まさに目からウロコだった。

 皆さんは、ニワトリの漢字を知っていただろうか。
 鶏という字で認識している人間は、少なからずいるだろうが、庭鳥は稀だろう。
 試しにまわりの人間に聞いてみるといい。
 

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情報過多の時代

2023年08月12日 16時25分13秒 | 徒然(つれづれ)
 連日の猛暑で、巷では熱中症で搬送される人間が後を絶たないようだ。
 来週は台風が日本を直撃するらしい。
 予想円を見ると、大阪は円のど真ん中だが、長年、台風が大阪を直撃したためしはないので、今回もたぶん大丈夫だろう。

 話は熱中症に戻るが、小中高生が体育の授業でバタバタ倒れて、救急搬送というニュースをよく聞く。
 昔は日射病と言っていたはずだ。
 夏の朝礼で日射病で倒れる生徒もいるにはいたが、シーズンに1人か2人ほどだった。

 今は連鎖反応なのか、何十人規模で倒れるようだ。
 昔の生徒と比べると栄養状態もいいはずなのに、体力のほうは低下しているのだろうか。

 いやいや、私が思うに、情報の伝達とスピードが広範囲、高速になったからだろう。
 昔は地域の情報しか集まらなかったので、どこそこの学校で誰かが日射病で倒れた、程度の情報だった。
 今は日本全国の情報がほぼリアルタイムで集まり、テレビやインターネットで全国に伝達される。

 それで、熱中症で倒れた人間の数が、全国規模になったのだ。
 昔も全国規模で集計したら、今と同じ程度の人数だったかもしれない。

 情報の広範囲化、高速化は、便利な反面、危機感の余計な増大にもつながりかねない。
 コロナも昔だったら、ただの風邪くらいの認識で、日本を挙げての大騒動にはならなかったはずだ。


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夏はキャンデー派

2023年08月11日 20時37分36秒 | 徒然(つれづれ)
 猛暑続きで、アイスの消費量が止まらない。
 1日あたり少ない日で2本、多いと5本は食べている。

 アイスには大別すると、アイスクリームとアイスキャンデーがある。
 アイスクリームには乳固形分の含有率で、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスなどがあるが、この際、アイスクリームに包括する。

 私は夏はもっぱらアイスキャンデーだ。
 そのほかの季節はアイスクリームだ。

 夏の乾いた喉には、水分量の多いアイスキャンデーのほうが相性がいい。
 アイスクリームだと、舌や喉に残る乳脂肪の後味が、喉の渇きを増す。

 当然、アイスクリームよりアイスキャンデーのほうが安い。
 高級なアイスクリームはあるが、高級なアイスキャンデーはない。
 年金生活の高齢者にはうってつけだ。

 子供の頃、アイスキャンデーは10円、アイスクリームは20円だった。
 今の10分の1の値段だ。

 子供の小遣いではアイスキャンデーしか買えなかった。
 そんなわけで、カップに入って木のスプーンで食べる、アイスクリームは高嶺の花だった。

 余談だが、木のスプーンの包装は、私が子供の頃から、60年以上変わっていない。
 ロングセラー商品顔負けだ。

 そんな高嶺の花だったアイスクリームに、ある日突然、変化が訪れた。
 名糖のホームランバーの登場だ。

 カップ&スプーンと決別した、スティックタイプのアイスクリームで、子供の射幸心をくすぐる当たりくじ付きだ。
 値段もアイスキャンデーと同じで、僕たちは即そちらのほうへ鞍替えした。

 今もスーパーで普通に販売しているのが嬉しい。買わんけどね。
 

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墓参りの想い出

2023年08月11日 13時03分38秒 | 徒然(つれづれ)
 巷は盆休みに突入だ。
 引きこもり年金生活の私には普段と変わらぬ日常だ。

 小学校低学年頃までのお盆には、祖母と祖母の田舎の墓参りに出かけたものだ。
 祖母の田舎は自宅から、バスや汽車に乗って2時間くらいの遠出だった。
 田舎の漁村から、県庁所在地を経由して、また田舎の菩提寺への小旅行だった。

 菩提寺近くのバス停から、炎天下を田んぼの畦道伝いに30分ほど歩いたものだ。
 だだっ広い田んぼには青い稲が生い茂り、鳥除けの銀紙が揺れていた。

 菩提寺に着くと、麦茶やスイカで歓待された。
 先祖の墓の掃除や坊さんの読経が終わると、昔話に花を咲かせる祖母たちを尻目に、私は寺の子供と境内で遊んでいた。

 そんな夏の日の想い出を描いた短編を、『恋のバカンス』というタイトルで、Amazon Kindle Storeにて販売中です。
 盆休みの一陣の涼風をぜひご購読ください。

 

拙著恋のバカンス←ここからお買い求めいただけます。


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