虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

バカバカしさの追求

2015-06-15 05:11:07 | メディア
先日の日刊スポーツの記事より。

とんねるずの石橋貴明が、視聴率低迷が続くフジテレビについて「本当に大変な状況」とし、「怒りを持ってでも変えないと」と危機感を示した。
11日放送のフジテレビ系「とんねるずのみなさんのおかげでした」では、悩みを持つ女性お笑い芸人たちの1人として出演した森三中の黒沢かずこが、テレビ業界の現状への不満をぶちまけた。
フジテレビの太田一平プロデューサーに対しても「空気の流れ良くしないわけ、フジテレビって」「全体的にテレビのことを考えてないんだよ」「自分たちの給料カットしてでも、もっと面白い番組作ろうよ、ってならないの」とまくし立てた。
怒りの収まらない黒沢をなだめるかのように、石橋は「今、フジテレビは大変な状況になって来ているんで、本当にこういう怒りを持ってでも変えないと、フジテレビは良い形にならないと思う」と同意。
そして、同局の“ある人”と話した内容だとして「2020年の東京オリンピックまでにはなんとかフジテレビを変えようじゃないか」と言っていたことを明かした。<了>

80年代以降のフジテレビは「面白くなければテレビじゃない」というキャッチフレーズで、その後のテレビ業界をリードした。
その相乗効果としてドラマなども次々とヒットし、民放トップ企業に君臨した。
それが今や昔の勢いは全く見当たらず、ネガティブな報道も目立つ。

やはり一般視聴者がフジテレビに求めるのは、腹を抱えるほど笑える、もっと言えばバカバカしさ満点のテレビじゃないだろうか?

現代はバカバカしさを毛嫌いするインテリ人間も多くなったが、笑いのあるところには幸せな雰囲気が充満する。
それは時代が変わろうと、不変なことでもある。

勝手なイメージだが、会社の成長・成熟期に入社した人たちが多数になり、無意識にエリート意識があるのではなかろうか?
そんなつまらない意識を捨て去り、遮二無二「面白さ」や「バカバカしさ」を求めることが、今のフジテレビに必要じゃないかと思う。

会社も腹を括って、とことんバカバカしさを追求する姿勢がないと、浮上の機会はないんじゃないだろうか。
おそらく他局もそういうフジテレビが脅威であり、多くの人たちがそういう姿を期待している向きもあるんじゃないかなぁ。