虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

厳しい現実

2015-06-25 06:24:43 | メディア
朝日新聞の記事より。

三重県鈴鹿市のコミュニティFM「鈴鹿ヴォイスエフエム」で、全従業員8人が一斉に19日付で「退職願」を出して出社せず、20日午前7時~21日午後3時に自社制作の中の生放送番組を放送できなくなった。
キー局の「ミュージックバード」の番組を流すなどして放送は中断しなかった。
22日、総務省東海総合通信局に報告した。

運営する鈴鹿メディアパークの加藤正彦社長によると、自身が3月末の取締役会で副社長から社長に昇格し、株主総会後に計画している7月からの新体制への不満が原因とみられるという。
一方、従業員側は「給料未払いが原因」としている。

このFM局は24時間、放送している。
加藤社長によると、従業員は20日から全員出勤しなかった。
前従業員らに頼んで放送しようとしたが、局内のパソコンのパスワードが変えられていてすぐに対応できず、辞職願を出した従業員も連絡がつかなかったという。
22日朝から平常に復帰したという。<了>

報道が真実ならば、やはり「金の切れ目が縁の切れ目」ということになる。
経営陣ならまだしも従業員だから、給与が貰えないと居ても仕方がないけど。

私もかつて(15年ほど前)某コミュニティFM局で勤務していた時に、1年半ほど給与の遅配がありました。
最大で6か月遅れになり、ついには全額支払われることはなく、常に2万円とか3万円とか一時金的な支払いばかりでした。

会社の経営(財務)状況が思わしくなく、資金繰りに四苦八苦していたのはわかっていました。
何かにつけ、その時の上司からは「カネがないから、ちょっと我慢してくれ!」「間もなく大口のスポンサーが入るから」と言われていたのを思い出しました。

最終的には自主退社し、最寄りの労基署に状況を通知し、我が身を守りました。
その後、離職手続き等でその会社(FM局)とギクシャクしたのは言うまでもありません。
まぁかなり労基署の担当者にコッテリ絞られたそうですから、そりゃギクシャクもしますね。
その後、私がいた放送局は、経営者が何度か変わったようで、今もまた細々と放送を続けています。
それが不思議だったりします。